衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

活動報告及びお知らせ
国家国民のための信念を貫く男 信念

活動報告及びお知らせ

ACTIVITY

◇ コ ラ ム ◇ 神戸時代と金木犀

2007.10.11 コラム

 このところ急に寒くなった。つい最近まで猛暑で半袖を着ていたが、数日前から長袖に変えた。地球温暖化で十月に入っても暑かったが、金木犀(キンモクセイ)が香り出してから急に涼しくなった。
 思えば小学校四年生の二学期に四年半住んでいた西ドイツから祖国日本に帰ってきたのが昭和五十年の八月。一ヶ月近く父の実家の浜松市で夏休みを過ごしたあと、父が神戸へ転勤となったので生まれてはじめて日本の小学校に通うことになった。諏訪山小学校という七十年近い歴史と伝統のある小学校は私にとって目新しいことばかりであり、学校生活になれるのに苦労した。そんな中、一風変わった帰国子女の私を大変温かく見守ってくれた四年の担任の土肥先生、五年の担任岩本先生は今もお元気であろうか。
私が外務省に入省した翌年、研修旅行で昔なつかしい神戸を訪れ、そのついでに諏訪山小学校に行ってみた。そうしたら驚いたことに、ちょうど神戸小学校との合併に伴う閉校式を行っていた。自分がはじめて通った小学校がなくなるのである。何とも言いようのない気分におそわれた。ただ、閉校式には歴代の校長先生も参加しており、私が通った当時の大塚校長先生もいらっしゃったので、一言ご挨拶したら気持ちが落ち着いた。
 この諏訪山小学校時代に思い出すのが、諏訪山神社である。朝早く起きてまだくらい山の中腹にある神社に父とともにのぼっていったことを思い出す。日本の四季はドイツの四季とは違う。日本の秋には金木犀が香る。これはドイツにはない香りで、なぜか不思議と異国情緒を醸し出していた。ドイツの生活にどっぷりつかっていた私が、日本に異国を感じるとともに、それを受け入れざるを得ない瞬間であったような気がする。
 それ以来秋がくるたびに懐かしいドイツの生活を思い出すとともに、自分が日本人であることを強く感じるのであった。