衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

活動報告及びお知らせ
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◇ コ ラ ム ◇ 國語と外国語(写真付)

2010.02.24 コラム

 最近になって日本語は本当に奥が深いなとしみじみと感じるようになった。初等教育を西ドイツで受けた私がいうのもなんであるが、日本語は他の言語と比べて言霊(ことだま)とか文字霊(もじたま)というものが突出しているような気がしてならない。こんなことをいっても唯物論者には何のことか分からないだろう。しかし、たとえ非科学的といわれようともそのようなものが存在し、日本語にその特徴があらわれているとしか思えないのである。ここではこれ以上詳しいことは述べない。
 昨22日「文語の苑」の総会懇親会に出席した。ほんの数十名の小さい会であったが、そうそうたる出席者であった。
 資生堂の福原義春名誉会長、作家でセゾングループの総帥の堤清二氏、私の外務省時代の大先輩の岡崎久彦元タイ大使、加藤淳平元ベルギー大使。さらに、私が大学時代から二十年以上にわたってお世話になっている小堀桂一郎先生、小田村四郎前拓殖大学総長、中学生時代に産経新聞の正論欄によく執筆されておられた市村真一京大名誉教授ご夫妻などが出席されておられた。
 その他にも元富士紡績社長の廣瀬貞雄氏(注1)、元ソニー専務の愛甲次郎氏、申申閣(注2)の市川浩氏、ブリジストンサイクル元社長石井公一郎氏などの面々も。国会議員が何十人も出席しているような会合よりもその道の達人ばかりのものすごい会であった。ちなみに国会議員は私一人であり、若輩者ゆえに先輩方よりいろいろと貴重な教えをこうた。
 今回の「文語の苑」の会に出席したことで、改めて数年前に小堀桂一郎先生がご恵贈くださった『和歌に見る日本の心』を読む気になった。なんといっても日本語が大事だからだ。
 それでも私は最近あえてさびついた外国語をもう一度みがこうと努力している。私は小学生に外国語を教えるべきではないという持論を前お茶の水女子大学教授で数学者の藤原正彦先生とともにとなえているが、最近の日常では英字新聞を読み、ドイツ語のぶあつい辞書を使っている。
 なぜかというと、いわゆる「反日日本人」が日本についての誤った認識を世界中にひろめたたので、それをなんとか修正しなければならないからである。そのためにも外国人相手に通訳を介さずに直接日本の立場を申し述べたいと考えている。みなさんは、どう思われるか。
(注1)廣瀬貞雄氏は財団法人廣瀬資料館理事長。右資料館は、江戸時代の高名な儒者である廣瀬淡窓とその弟の廣瀬久兵衛に関する貴重な資料を展示している。なお、貞雄氏には三人の弟がおり、廣瀬道貞氏は民放連会長、廣瀬勝貞氏は大分県知事、廣瀬興貞氏は興銀証券常務をそれぞれ務めている。 
(注2)私も愛用してゐる正字正かなづかひ日本語ソフト「契冲(けいちゅう)」の發行元。
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和歌に見る日本の心
小堀桂一郎著『和歌に見る日本の心』
英字新聞
独独辞典
ドイツ語辞典