衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

活動報告及びお知らせ
国家国民のための信念を貫く男 信念

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大衆迎合の終焉

2006.04.24 政治

  千葉の自民党衆議院議員の選挙違反に伴う補欠選挙は民主党が勝利した。補欠選挙は自民党がどんなに逆風でも構造的に自民党が勝てるようになっている。なぜなら、総選挙の際は300の選挙区で選挙があり、力が分散するが、補欠選挙の際は一つの選挙区に自民党の得意な組織とカネを一点集中して降り注ぐことができるからである。
 補欠選挙で自民党は、北は北海道、南は沖縄まで各種団体、組織をあげて千葉の選挙区に知り合い取引先がいないか徹底して票をひろう。だからかなりの票が集まる。また、自民党の候補者も埼玉県副知事で通産省のエリートで200名近い公募に勝ち抜いた人物である。普通なら楽勝の選挙である。
 しかし、結果は民主党の勝利であった。小沢効果もあったかもしれないが、あまりにも自民党の選挙運動が大衆迎合的で有権者をばかにしていたからだと思う。小泉チルドレンの総動員や自民党最高幹部の下手なじゃんけんパフォーマンスが裏目に出た。国民はさめている。これだけ全力で選挙をして勝てなかったということは、中身のない大衆迎合的なにせものの改革教に国民がようやくだまされたことに気がつきはじめているということである。
 新聞TVのマスコミは、よもや正義とか筋よりも広告主を一番大切にする商業主義の権化であろうはずがないだろうから、今回の補欠選挙に自民党は具体的にどの団体を動かし、おかねをいくら使ったかきちんと取材し、雑誌等で情報公開したらどうだろうか。もし、やらなければマスコミは国民の知る権利に資すると称して、結局権力志向の勝組路線だということがはっきりしてかえって良い。
                                    4月24日(月)