衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

活動報告及びお知らせ
国家国民のための信念を貫く男 信念

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◎ 政 治 ◎ 北方領土問題

2010.11.04 ピックアップ

 ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土を訪問した。日本もなめられたものだ。尖閣諸島の弱腰外交を見て決断したのだろうが、ロシアも中国も国内向けの目先の利益だけで軽はずみに行動したことが、どれだけ中・長期的に自国にマイナスにはねかえってくるかこれから徐々に分かろう。日本の対中対ロ感情が一夜にして悪化したわけだ。経済人がどんなにおのれの商売のためにがんばろうとも、一度失った日本国民の信頼はそう簡単には回復しまい。
 これで、日本は当然のことながら東南アジア、中東、アフリカ、欧州、中南米へと徐々に保険をかけるべく、シフトするであろう。世界の良識あるまっとうな国々は米、中、ロの超大国の覇権主義とダブルスタンダードにいいかげんにしろとうんざりしているのだ。
 それにしても、対中国商売人の伊藤忠の元会長の丹羽中国大使については、私は質問主意書を提出してまで疑問を呈したが(経済人としての能力を日本航空の再建にでも使えば良いのに、何を勘違いしてか大使ポストを受けてしまった。素人がにわか大使になると必ずぼろが出るということがはからずも的中したのであった。)、笑ってしまうのは公務執行妨害で例の中国漁船船長が逮捕されたことを受けて何とか中国との関係を改善すべく、朝貢外交よろしく一党独裁中国共産党の国務委員なんぞに夜中に呼びつけられてかえってまっとうな日本国民の反中感情を高めてしまったことである。
 本物のプロの外交官なら、良い悪いは別としてあえてすぐに行かずに「現在外務大臣と対応ぶりについて連絡をとっておるところでちょっと待って欲しい」とかなんとか言い訳して翌日の朝一くらいに会うべく時間かせぎをするだろうに。
 いずれにせよ、わが会派の名前ではないが、「国益と国民の生活を守る」という気概がないのかと言いたい。ただ、私は日本にも世界にも良識ある国民、市民がいるので、まだまだ日本は大丈夫だと確信している。