衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

活動報告及びお知らせ
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◇ コ ラ ム ◇ 古事記と日本人の原点

2009.04.23 コラム

 最近古事記の上巻(かみつまき)をときどき音読するようにしている。
 「あめつちのはじめのとき、たかまのはらになりませるかみのみなは、
 あめのみなかぬしのかみー。つぎに
 たかみむすびのかみー。つぎに
 かみむすびのかみー。
 このみはしらのかみは、みなひとりがみなりまして、みみをかくしたまひき。」
 古事記の神代の部分こそ窮極の大和言葉だ。これを声に出して読むことにより、太古の言霊(ことだま)が時空を超えてこの世によみがえる。(なお、いま「甦る(よみがえる)」という言葉を使ったが、これも「黄泉(よみ)の國から帰へる」という意味で死の国から生還することだが、ここらへんのことも古事記を読むと感覚的に理解できるようになる。)
 どこかの野党の最高幹部のお方は「日本は日本人だけのものではない」などというものすごい発言をされた(「日本は日本人だけのものではなく、中国人やアメリカ人をはじめ「みんなのもの」である。」という意味か?)。こういう感覚がまかりとおる今の時代にこそ、こころある日本人が原点に立ち返って、古事記の上巻をひもとくべきではないか。
 古事記の上巻に書かれていること、というか、こめられている言霊には、宇宙の真理、すなわち神理が隠されている。
 本来日本が果たすべき役割を忘れ、大陸的な弱肉強食型経済にうつつを抜かした結果がどうなるかは、古事記を読めば分かりそうなものである。
 百年ぶりに太陽黒点の数が激減したという小さな記事がこの間新聞に載っていたが、実はこれは大変なニュースだと感じたのは私だけだろうか。人間、いや地球のあらゆる生命の根源は太陽(=光)である。そのいちばん肝心な太陽の活動が低下しているのである。日本人がマネーゲームにうつつを抜かしたり、親が子を殺し子が親を殺すだけでなく神から与えられた大切なからだを傷つけたり、自ら生命を絶つ者があとをたたず、戦争をしかけることによって暴利をむさぼる某国。太陽も心を痛めているのではないか。
 地球上あらゆるところで暴力、拝金主義、戦争、欲望が大好きなスサノオ系(=闇)が猖獗を極めており、共存共栄型平和愛好型で少数派のアマテラス系(=光)ががまんにがまんを重ねているという構図に思えてならない。その結果、堪忍袋の緒が切れて暗い暗い天の石屋戸(あめのいはやど)に天照大御神様がお隠れ遊ばされたらどうなるのだろうか。(ちなみに、天皇陛下の崩御を「お隠れになる」とも表現するようだが、この「一時的にとかいったん姿を隠す」という感覚の表現も大変興味深い。)
 この地球上に天変地異が起こらないためにも、日本人が日本人の原点である記紀の精神に立ち返って本来与えられた役割、すなわち太陽の恵みに感謝し、決して争わず譲り合い、己の分限分際を忘れず(少数派(=マイノリティ)が多数派をカネや権力で支配しないこと)、また本来の順番を違わず(いざなぎ、いざなみの順、アマテラス(=天)、スサオノ(=地)の順などを守ること)、謙虚にすなおに生きることが大切なのである。
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