最近寝る前に英国のＢＢＣの海外放送（wｏｒｌｄｓｅｒｖｉｃｅ）やドイツのＤＬＦ（Ｄｅｕｔｓｃｈｌａｎｄｆｕｎｋ）の国内向け放送をインターネットで聴くようになった。前者は英語（queensenglish）、後者はドイツ語（deutsch）である。昔は短波放送でなければ聴けなかった海外の放送局が今では有線放送やインターネットで気軽に良い音質で簡単に聴けるようになった。本当にうれしい。
　特にドイツに１０年近く住んでいたので、ドイツ語を聴いただけで第二の故郷ドイツの田園風景がよみがえってくる。ただ懐かしいからという理由だけで英語やドイツ語などの外国語をもう一度学習しなおすのではない。将来日本国民の誇りと尊厳を守り、ひいては日本の国益に資するためである。外国人に対して通訳を介さず堂々と英語で日本の立場を主張し、議論を戦わせ、時には相手に譲歩し、時には相手をやりこめるようでなくてはならないと思うからだ。
　英語は流ちょうに話すが、日本や日本文化のことをろくに知りもせずに平気で卑下したり、見下したりする反日日本人にだけはなりたくない。記紀をはじめ日本の神話や日本の伝統芸能、先の大戦の評価を含めた日本の近現代史について英語できちんと外国人に説明するように精進しなければならない。
　生涯、勉強、勉強、勉強である。
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