昨日、フランスの公式政府文化機関であるアンスティチュ･フランセ・パリ本部が主催する、世界数十都市で同時開催されている討論会「思想の夕べ」に参加しました。
「多国間主義の未来」というテーマのもと、猪口邦子参議院議員、パスカル・ラミー元世界貿易機関（WTO）事務局長と意見交換を行いました。
貿易や環境、人権、紛争などの課題に対し、複数の国家で解決にあたる多国間主義は、保護主義や自国優先主義により、現在失速をしております。
　2019年はフランスがG7議長国を務める一方、日本がG20議長国を務めます。日本とフランスは自由や民主主義といった普遍的価値を共有する国として、綻びを見せつつある多国間主義の信頼を立て直す責任があるのです。
　今回の日仏イベント「思想の夕べ」は、フランスのＧ7議長国、日本のＧ20議長国としてのスタートを飾る重要なものとなりました。