2月4日、沖縄県名護市長選挙の投開票が行われました。この選挙では、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設が最大の争点となりましたが、移設を推進する与党が強力に支援した元市議の渡具知武豊氏が、移設阻止を主張する現職の稲嶺進氏に3400票以上の差をつけて当選しました。

　住宅地に隣接しており、「世界一危険」ともいわれる普天間飛行場を固定化させないため、早期の移設が望まれていましたが、渡具知武豊氏の当選を機に、移設プロセスの加速が期待されます。

　翁長雄志沖縄県知事をはじめとする「オール沖縄」勢力が移設反対を掲げて稲嶺進氏を支援していましたが、近隣住民に不安を与える普天間基地問題の解決を妨げることが民意にかなうものではないことが、今回の選挙で明らかになりました。