◎ 政 治 ◎ 中国の領海侵犯について
2012.03.23
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中国艦船が最近、わが国尖閣諸島周辺の領海をたびたび侵犯している。この一連の動きについて、中国共産党の機関紙「人民日報」が「日本の実効支配の打破」が目的であると報じた。
国際法と規範をないがしろにし、国際社会の平和と安定を揺るがす許しがたい行動である。わが国は現在、こうした無法な行動に対して海上保安活動を強化するなど法的整備を進めてはいるが、より決然たる態度を示す必要があるだろう。憲法改正を皮切りとして、わが国の国防を根本から考え直すことは、もはや急務なのである。
それにしても、ここで顔が見えないのが、鳴り物入りで中国大使に就任した丹羽宇一郎氏だ。ビジネスマン出身の丹羽大使であるが、ここは「経済的利害」を抜きにして、国家安全保障の観点から、ただちに中国当局にたいして強く抗議すべきである。
信じがたいことに、このような時期に、鳩山元総理はじめ民主党の幹部重鎮が続々訪中することが予定されているらしい。ここは即刻中止をし、中国に態度改善を断固求めていくべきではないだろうか。それが国を預かる政権与党の責任というものである。
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