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小学生に英語教育?

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 先日新聞の記事を読んで唖然とした。小学生(但し高学年)に英語教育を義務化すると中教審が答申したとの内容であった。小学生が放課後か休日に英語塾にかようのは自由だが、英語を週一こまでも教える暇があったら、国語か道徳(国語の勉強にもなる)にあてるべきである。
 「国家の品格」の著者の藤原正彦先生も常々おっしゃっているように英語が堪能でも中身がなければただ外国人に日本の恥をさらすだけである。
 私は小学校一年生から四年生までドイツの小学校に通い、卒業したが(日本と異なり四年で卒業)、全てドイツ語の授業で英語の授業など受けたことが一度もない。ドイツの小学校に通ったおかげで日本に帰ってきてから漢字を覚えるのに苦労したし、未だに字が小学生低学年なみに下手である。当時毎朝早起きして国語を必死になって勉強した。国語ができないと社会の教科書も読めない。
 小学生に英語を教えるというのは時代錯誤もはなはだしい。敗戦直後のアメリカの占領下ならまだしも、齋藤孝先生の「日本語で遊ぼう」はじめ、日本語の良さ美しさがようやく見直されているこの時期になにを今更英語(本当は米語)といいたい。
 授業を全部英語で受けさせるならまだしも(やらないで欲しいが)、小学生に小手先の英語をやらせただけでは、決して英語がうまくならないと断言する。帰国子女であった私が言うのだから本当である。それよりも、国語をしっかりと勉強させ、母国語によるコミュニケーション能力を身につけさせたり、道徳・修身を通じて人間力を高めた方が英語をはじめ外国語能力が向上するし、中身のある内容を話すことによって外国人と対等にわたりあえ、尊敬もされよう。
 そもそも最近の翻訳機の発達により、外国語ができる必要はないという人もいる。中途半端な英語教育を行うくらいなら、徹底した国語教育、日本人教育(歴史、伝統・文化)をすべきである。これこそりっぱな国際人になれる近道である。

3月29日(水)

 
 


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