衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

活動報告及びお知らせ
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◎ 政 治 ◎ 野田総理の所信表明演説

2011.10.29 ピックアップ

 昨日、本会議があり、野田総理大臣の所信を拝聴した。つい先月もあったばかりなのだが、前回と同じように、なにか摩擦を引き起こさないように、安全にしようとする意図しか感じられなかった。
 総理は、被災地出身の方の詩を結びに引用した。大変素晴らしい詩であったし、「希望の種」を与野党超えてすべての国会議員がともにまこうという総理の気持ちはわからないではないが、総理の所信にしてはあまりには情緒的にすぎないか。元総理などの回顧録ならわからないでもないが。
 それよりも、はっきりと、総理の言う「覚悟と器量」を示すべき問題があるはずである。
 総理はTPPについて前回「しっかりと議論し、できるだけ早期に結論」と言ったが、なんと今回も「引き続き、しっかりと議論し、できるだけ早期に結論」とまったく同じ表現で述べた。これだけ国民の間で、また自党内でも紛糾している問題について、このようなありきたりな、役所のような表現はいかがなものか。
 さらに、総理は「きょう生まれた子ども1人の背中に700万円の借金がある」と述べて復興増税への理解を求めた。どうして、まだなんらの経済活動をしたこともない新生児になぜこのような大きな借金があるのか、このようなことを総理が言うなら、せめて論拠を示してほしい。(日本国民は債務者ではなくて債権者である。)
 美辞麗句を用いてはぐらかし、しかも根拠のないことを言いっ放しにするのでは、国会軽視も甚だしい。今後、代表質問や予算委員会でこうした点は、野党の厳しい追及を受けるに違いないが、私も、委員会質問の場で、しっかりと政府に問いただしていきたい。
 
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