衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

活動報告及びお知らせ
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◎ 政 治 ◎ 日本郵政西川社長続投問題

2009.06.08 コラム

 6月3日付けのとことん信念ブログの中で、私は麻生総理が西川日本郵政社長の続投を容認するかのような内容の記事を書いた。ふだんマスメディアの変更(ママ、ご指摘のとおり「偏向」の間違いでした。)報道ぶりを批判しておきながら、麻生太郎総理周辺の官邸筋から裏もとらず、マスコミの報道をうのみにしてこういう不正確な記事を書いてしまった軽率さを深くおわび申し上げる。
 情報源は明かせないが、先週末にある有力な方から直接得た情報によると、麻生太郎総理は決して日本郵政の西川社長の続投を容認しておらず、ただ単に「様式論」としてまず所管大臣の鳩山邦夫総務大臣と協議先の与謝野財務大臣(国有財産)、河村官房長官(人事)と良く話し合った上で、最終的にご自身が判断するという手続きのことを述べたに過ぎないということが判明した。
 すなわち、麻生太郎総理は、関係閣僚が話し合って2対1で「西川社長続投」と結論が出たとしても、それを最終的に拒否する可能性があることになる。また、辞任といっても理論上何とおりもあるわけで、?総理又は総務大臣による罷免の結果としての辞任、?(両者話し合いの結果としての)自主的な辞任、?司直の手が入っての辞任、?「病気」を理由にした辞任、?(   )による辞任(括弧内はおそろしてくてとても文字にできないのでご想像におまかせする)などあるのだ。ものごとを単純化しすぎては真相が見えてこない。
 ところで、日本一パフォーマンスがお好きだった元総理大臣のことを過去あれだけほめたたえた前歴を棚にあげて、所管大臣の鳩山邦夫大臣が西川社長の続投を拒否していることをもって「衆議院選挙に向けてのパフォーマンス」などとこきおろす○○勢力ご用達メディアの社説や関連記事を読むたびに笑ってしまう。偏向報道をすればするほど信用を失い、購読部数、視聴率も減るので自殺行為だと思うのだが。目先のことしか見えないのだろう。
 鳩山邦夫大臣もここまできたら意地でも降りないに違いない。降りたらもはや鳩山大臣の政治生命はなくなるところまできた。というか、所管大臣なのだから、あの段ボール箱の中から政財界を震撼とさせる破壊力のある秘密兵器(かんぽの宿売却が出来レースで背任罪に十分問われる可能性があることを示す重要証拠書類)を何本かこっそりコピーしていないわけがない。政治生命をかけて国民の前に不正を暴こうとしているわけである。だからあそこまで強気に出れるのだ。そう考えるのが自然ではないか。まあこれ以上書くと○○勢力に手の内が分かってしまうのでこれくらいにする。
 裏ではものすごい恫喝や圧力がカイカク推進派からあるようだ。しかし、その勢力自体が衰退しており、そもそも本家本元の教祖さまのような存在のアメリカの一部のひとたちがマネーゲームのやりすぎを反省して宗旨替えしているのだから、日本の○○勢力はもはや絶滅寸前である。しかし、「窮鼠猫をかむ」ということわざがあるので最後の最後まで彼らをあなどってはならない。
 実は麻生太郎総理も全くぶれていなかった。麻生総理が西川社長をすぐに辞任させて一件落着とさせていないところがすごいのだ。いわば西川社長を飼い殺しのようにして、世論の変化を冷徹に見極めているのだ。これはまさに世論を味方につけるための時間かせぎだ。29日の日本郵政の株主総会の時までにどういうことになるかだいたい想像がつくというものだろう。
 私は鳩山邦夫大臣は麻生太郎総理のお墨付きを裏でもらっていると見ている。この問題がきっかけとなって政界再編が起こる可能性だってあるかもしれない。本当に政界は一寸先が闇だ。
(麻生太郎総理は鳩山邦夫大臣を信頼していると思われる方もそうでないと思われる方も「 政治ブログランキング」へのクリックよろしくお願いします!!)