本日、アメリカのトランプ大統領が北朝鮮との首脳会談を開催しない考えを明らかにしました。
　トランプ大統領は22日の米韓首脳会談で、北朝鮮が一定の条件を満たさない限り、米朝首脳会談は「開かれない可能性がかなり高い」と明言しており、今回北朝鮮との間で折り合いがつかなかったことを示唆しています。
　首脳会談を機会に制裁緩和を狙う北朝鮮に対し、完全かつ検証可能な核放棄に応じる意思が確認できない限り対話に応じないという強力なメッセージが発せられたことは、これまでわが国がアメリカをはじめとする各国に繰り返し訴えてきた主張と一致するものです。
北朝鮮は、過去数十年にわたり、うわべだけの融和姿勢を示して制裁緩和や経済援助を引き出してきました。しかし、そのような手段はもはや通用しないことがはっきりと示されたことを歓迎するとともに、北朝鮮による拉致問題、核開発問題、人権問題等の解決に向け、引き続き毅然とした対応を政府と国際社会に求めてまいります。