衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

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◎ 政 治 ◎ 「国籍法」の改悪に反対する!(その4)

2008.11.15 ピックアップ

 まず下の写真をみていただきたい。
干し柿
干し鮎?
干し鮎?
 私の地元の秋の風物詩である。秋になると庭に干し柿がつるされ、おいしい干し柿に変身する。また、日本で一二をあらそう気田川の鮎。干したものを甘露煮にするととてもおいしい。
 これらを口にするときが、まさに日本人で良かったなあとつくづく感じる瞬間である。江戸時代、あるいはもっと昔の時代から変わらない日本の原風景がここにある。
 このわれわれの愛すべき祖国日本の原風景が、多くの良識ある日本人がまだ気づいていない、国籍法という法律のほんの一部改正によって、危機に瀕しているといったらおおげさであろうか。
 私は小学校一年から四年生までの一番最初の義務教育を欧州の小学校で受け、外務省に14年近く奉職、諸外国の文化的価値や風習を認めることや、国際文化交流および文化の多様性を重んじることにかけては人後に落ちないと自負している。最近はめったに聞かなくなったが、昔は良く英語やドイツ語のラジオ放送を聞いていたし、新聞、小説なども英語やドイツ語の原文で堪能していた。
 しかし、こんな外国文化にどっぷりつかった経験がある、城内実にも「国際標準レベル」なみの愛国心はあるのだ。どうも城内実はインターネットの世界では保守派(しかもかなりのたか派?)扱いされているようだが、おそらく、私が欧米人であったらむしろ中道左派(リベラル)に属すると思う。とにかく私は日本が好きだ。日本をどの国よりも、住みよい誇りある良い国にしたい。日本人だからだ。
 今回の国籍法を改悪する試みは、いわば「人身売買促進法案」、「偽装認知黙認法案」ともいえるようなシロモノであり、日本の社会の根幹、日本人および日本国の将来のあり方そのものに極めて大きな影響を与える。それこそ、今マスコミで大騒ぎとなっている「定額給付金」の問題などは、この国籍法の改悪の問題と比べれば、まさに鯛焼きを「頭から食べるべきかそれともしっぽから食べるべきか」というごときの、脳天気な議論に思えてならない。
 マスコミの多くはいまだに沈黙している。前回の人権擁護法案の時と同じように、一部の国会議員と官僚がいつのまにか誰も知らない間に国会ですうっ?と通そうと画策したのか。この種の日本国の存亡にかかわる重要な法案が、国民、それどころか大多数の国会議員も知らされずに、たったひとにぎりの関係者(外国人も含む)の間だけで密室談合で決められているとしたら、ぞっとする。これでは、郵政民営化法案の場合と全く同じではないか。
 マスコミが沈黙しているのも、「触らぬ神に祟(たた)りなし」だからか。それとも単に、既得権にどっぷりつかりすぎてこの問題の重要性に気がついていないだけか。私は、前回の選挙の時と同様に、来たるべき衆議院選挙においていろいろな勢力から「祟(たた)られる」(前回は人権擁護法案(=人権侵害糾弾ナチスゲシュタポ法案)、郵政民営化法案(=郵政米営化売国法案))ことを覚悟してこの国籍法改悪の問題をこのブログに書いている。結果はどうなろうと同志とともに最後まで戦いたい。
 さて、最後に私がこれまでの人生の約四分の一を過ごした第二のふるさとドイツにについて述べたい。西ドイツは60年代からトルコを中心に、安価な外国人労働者を大量に入国させた。しかし、トルコからは労働者本人だけでなく、家族も流入し、各都市にトルコ人があふれトルコ人街などができる。そこで、西ドイツ政府は、トルコ人に対してドイツ国籍を取得してドイツ社会への定着・統合をはかるとともにトルコへの帰国を奨励する。その後ドイツ人との間にさまざま文化摩擦がおきたり、ネオナチ勢力が伸張し外国人排斥の運動がおこるなど、大きな社会問題となる。その後、ドイツ政府はむしろ帰国奨励金や帰国旅費援助を与えて帰国支援に重点をおこうとするが、トルコ人二世、三世が増え(一般的にトルコ人家庭の方が子だくさん)トルコ人の定住化はますます進み、焼け石に水の状態となる。
 そうした中で、偽装認知などの事件がおこり、ドイツ政府は偽装認知防止のために法律を改正し、規制強化する。日本人はなぜ諸外国で失敗したことをやろうとするのか。島国だからか。極楽とんぼだからか。理解に苦しむ。誰か教えて欲しい。
 「国籍法案改悪しますか、それとも日本人やめますか」
(日本のカイカク→ドイツの失敗例)
 「移民法で1000万人」→ドイツのトルコ人問題で帰国奨励金(国民の血税)を付与
 「郵政民営化」→ドイツポストの民営化で一時郵便局半減の大失敗(おまけに民営化後のドイツポストの総裁が暴利をむさぼり逮捕)
 「国籍法の一部改正」→ドイツで偽装認知おこり、規制強化
 「人権擁護法案」→ナチスドイツのゲシュタポ(秘密警察)監視国家の反省で「戦う民主主義」へ
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