政治家(元衆議院議員)城内みのる、公式ホームページと政治ブログ 国家国民のために、信念を貫く男。万民幸福は私の究極の目標です。いかなる時も国家国民のため、信念を貫きます。

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予算委員会第八分科会

162-衆-予算委員会第八分科会-1号 平成17年02月25日

城内分科員 »  自由民主党の城内実でございます。
 本日は、北側大臣、そして中野政務官、お忙しいところをお越しいただきまして、ありがとうございます。そしてまた、大臣、政務官及び国土交通省の関係者の皆様方が国民に本当に身近に密着した国土交通行政に積極的に取り組まれていること、本当に感謝と敬意を表します。
 さて、私は昨年、第百五十九回国会における予算委員会国土交通分科会で、地元の社会資本整備にかかわる問題点について質問をさせていただきました。本日も、あれから約一年たったわけですが、同じような質問をさせていただきます。ただし、御答弁についてはぜひ昨年よりも前向きな御答弁をいただきたいというふうに思っておるところでございます。
 やはり地域を回りますと、私の選挙区は静岡県西部でございますけれども、特に中山間地域、もっと道路をよくしてほしい、そういう声をもう毎回毎回聞くわけでございまして、その地域の声が私の魂に乗り移って、私としても何とかしたい、そういう思いでおりますので、ぜひともよろしくお願い申し上げたいと思います。
 そして、一点、実はことし七月一日に浜松市が合併いたします。そして二年後に政令指定都市になるということでございますけれども、私の選挙区の、十三市町村で構成されますが、そのうちの十一市町村が隣の春野町というところと合併する。十二市町村が合併して大浜松市になる、そういうことでございますが、都市部の人はよいんですけれども、その周辺の、川上の中山間地域の人たちは、合併すると我々の声がどこまで届くのかな、道路はどうなるのかな、そういう大変な心配をされているわけでございます。
 そういった観点から、きょうは中山間地域における社会整備の問題を中心に質問をさせていただきたいと思います。
 まず初めに、三遠南信自動車道路でございます。これも昨年質問させていただきましたが、御案内のとおり、三遠南信の三というのは東三河、これは愛知県でございますし、遠の遠州は静岡県西部、そしてまた南信の、これは南信州、長野県でございます。静岡、愛知、長野と広域にわたる地域の道路整備促進でございますが、御案内のとおり、東海道線、東海道、東西の道路はできているわけですけれども、縦の線、南北の縦の線が不十分でございます。
 私の地元の細江町というところに松田不秋さんという文化の研究者がございます。この三遠南信、これは県を越えていますけれども、五穀豊穣の祭り、例えば花の舞とか田楽、そういったものがございますけれども、これはその三県に共通の文化、共通のものがあります。そういったことから、もっともっと交流を進めたい、しかし道路が悪いからなかなか文化交流もままならない、そういうような声を先般聞いてきたわけでございます。
 静岡県内におきましては三遠道路、そしてまた佐久間道路、青崩峠道路とございますけれども、ぜひとも地域住民の悲願ともいうこの道路の建設、早期着工、早期供用開始をお願いしたいと思いますが、現状はどうでしょうか。
    〔主査退席、中馬主査代理着席〕
中野大臣政務官 »  城内委員におかれましては、常日ごろより国土交通行政に大変御支援をいただいておりまして、感謝申し上げております。
 ちなみに、衆議院の一期生の皆さんの中で国土交通省に足しげくお出かけをいただくトップクラスの議員さんであろう、そのように承知をいたしております。もちろん、教育を初めいろいろ、オール・ジャパンの問題についても大変熱心に御提言いただいておりますけれども、とりわけ社会資本整備の問題を含めて地元課題についてもしっかりお取り組みをされておりますことは、私たちも大変心強い限りだと思っております。
 はてさて、ただいまの三遠南信自動車道の進捗状況ということについて、また今後の見通しについてお答えを申し上げたいと思っております。
 委員おっしゃられますように、三河、遠州、南信州ということで、大変に歴史と文化に満ちあふれた地域だ、古来より大変心豊かな、また文化の薫り豊かな地域だということも地域の皆様方から、もちろん城内さんからもでありますけれども、お話をいただいて承知をいたしております。
 今この自動車道路は延長約百キロメートルの高規格幹線道路ということで、中央道あるいは第二東名を有機的に連絡し、申し上げましたような地域相互間の連携強化、そしてまた沿線市町村の合併支援、あるいは地域の秩序ある開発、発展に大きく寄与する重要な道路だという認識をいたしております。御存じのように、平成七年度までに延長六十九・一キロメートルを順次事業化をいたしまして、現在までに延長七キロメートルについて供用いたしております。
 静岡県内では、二十一キロメートルの三遠道路、六・九キロメートルの佐久間道路、そして十三・一キロメートルの青崩峠道路の事業を推進いたしておりまして、特に十三・九キロメートルの三遠道路の鳳来から引佐においては、平成十九年度の供用に向けて、厳しい財政事情ではありますけれども、城内委員やらあるいは地元の熱心な要請をしっかりと受けとめまして、平成十七年度予算についても十六年以上に何とか獲得できますように最大限の努力を続けてまいりたいと思います。ちなみに、三遠トンネル工事、四・五キロメートルという大変長いトンネルでありますけれども、頑張りたいと思っております。
 今後とも、地元の皆様の御理解と御協力をいただきながら、しっかりとこの事業を整備推進し、早期完成が図られますように努力を続けてまいります。どうぞまた折々御相談を賜りたい、御協議を賜りたいと存じます。
城内分科員 »  中野政務官の前向きな御答弁ありがとうございます。いつも地元の首長さんあるいは議員の先生方、お忙しい中、お連れしてお会いいただきまして、本当にありがとうございます。また、道路局長さんにも、谷口局長さんにも御礼申し上げます。
 実は、私の選挙区の北遠、水窪町と隣の長野県の南信濃村の若者の間で、毎年峠の国盗り合戦という綱引き合戦があるんですが、これはまさに青崩峠道路の早期着手を祈っての、若者たちの悲願である。南信州とこの北遠を結びつける、そういう行事でございますので、こういうこともやっているんだよということをちょっと御紹介させていただきたいと思います。
 そして、次の質問に移らせていただきますが、第二東名高速道路の進捗状況でございます。
 静岡県の由比―蒲原間は、本当に、そこの短い区間に道路、鉄道が集中しておりまして、まさに東海道の大動脈となっておるわけでございます。そうした観点から、渋滞の緩和、そしてまた、起きてほしくはないですけれども、もしかしたら起きるかもしれない東海沖大地震の発生、防災の観点からも、第二東名高速道路を早期に供用開始していただきたいと思います。
 また、第二名神高速道路と一体となった人と物の交流、経済圏の拡大、これは、私ははっきり言ってはかり知れない乗数効果がある、雇用創出効果があるというふうに思っております。極めて優先順位が高いというふうに思っておりますが、進捗状況についてお伺いしたいと思います。
谷口政府参考人 »  お答えいたします。
 第二東名高速道路は、議員御案内のように、東京と名古屋市を起終点とする延長三百三十キロメートルの高速自動車国道でございます。静岡県はもちろんでございますが、第二名神高速道路と一体となって三大都市圏を相互に結び、人の交流、物流を支える、文字どおり日本の大動脈となる路線でございます。東海沖地震、東南海・南海地震等のリダンダンシーの確保というようなこともございますが、新しい世紀の新しい背骨となる国土の幹線道路であるかと思います。
 委員お尋ねの事業の進捗状況等でございますが、海老名南ジャンクション―秦野間二十一キロメートル、また御殿場ジャンクション―豊田東間二百四キロメートルの計二百二十五キロメートルにつきまして、日本道路公団による有料道路方式により整備を進めておるところでございます。
 このうち、御殿場ジャンクションから長泉沼津インターチェンジ間十四キロメートルにつきましては、おおむね用地買収が完了し、工事に逐次着工を進めておるところでございます。長泉沼津インターチェンジから引佐インターチェンジ間、百三十三キロメートルございますが、地元設計協議、用地買収はかなり進んでおりますので、工事を順次進めておるところでございます。引佐インターチェンジから豊田東ジャンクション間五十四キロメートルにつきましては、地元設計協議及び用地買収を進めておるところでございます。豊田東ジャンクションから豊田東インターチェンジ間三キロメートルにつきましては、東海環状道路と一緒に、来月の三月十九日の供用開始に向け、最後の詰めを行っておるところでございます。
 いずれにしましても、日本の新しい世紀の新しい国土の骨格となるという認識のもとに、コスト削減を図りつつ、引き続き早期完成に向けて皆様方の御理解と御協力をいただきながら事業を進めてまいりたいと考えております。
城内分科員 »  ありがとうございました。
 第二東名高速道路の事業の一層の推進をお願いしたいと思います。
 それでは、次の質問に移らせていただきます。
 現在、静岡空港建設中でございますけれども、ビジット・ジャパン、まさに観光立国日本を推進するという観点から、今ではマウント・フジ・エアポート、富士山空港という名前をつけようというような動きもございます。富士山というと、本当にこの名称を知らない者は外国人ではほとんどいないというぐらい知名度の高い、すばらしい観光資源でございます。アジアからの集客も十分見込めるというふうに私は考えております。
 先般、十八日ですけれども、土地収用に向けての公聴会が静岡県の島田市で開かれました。私がいろいろ得た情報によりますと、もちろん反対の方もいらっしゃるんですが、何といっても、これからの空の大交流時代そしてまた国際競争力に静岡県の企業が勝っていくためにも空港はもう絶対必要である、そういう意見が大勢を占めたというふうに伺っております。経済効果そして雇用創出効果はもう甚大なわけでございます。そしてまた、防災という観点からも非常にこれはプラスの効果があると思います。静岡県も、石川知事のもと、環境対策も大変きめ細かく行っているところでございます。いずれにしても、県勢発展のためにこの静岡空港の建設をどんどん進めて、早く使えるようにしていきたいというふうに思います。
 ちなみに、公聴会におきまして、日本航空の関係者の方も、潜在需要はかなり高い、そういう評価をいたしたところでございますが、今後の早期供用に向けてのお立場についてお伺いしたいというふうに思いますが、どうでしょう。
岩崎政府参考人 »  静岡空港につきましては、静岡県にまだ空港がない現在においても、静岡県を出入りする百二十六万人の方が羽田空港等から空港を利用されております。それから、今先生御指摘のとおり、幾つかのエアラインも静岡県の空港としてのマーケットに魅力を評価しているという状況でございます。私どもとしても、この事業の必要性を認識し、空港整備事業の補助金を交付してきているところでございます。現在、建設事業は、今年度末現在で約六割程度まで進捗しております。静岡県からは、平成二十年度末の供用を目指すと聞いております。
 私ども国土交通省といたしましても、引き続き計画的かつ着実な推進ができるよう取り組んでまいりたいと考えております。ただ、あえて一言申しますと、空港をつくりましてもそれはやはり積極的に利用していただかなきゃいけない、こう思っております。県や地元経済界も一生懸命に頑張っておられますけれども、より一層地元での御努力、取り組みに期待したいと思っているところでございます。
城内分科員 »  静岡空港、マウント・フジ・エアポートの早期開港に向けてぜひともよろしくお願いしたいというふうに思います。
 それでは、次の質問に移らせていただきますが、天竜川ダム再編事業でございます。
 この事項につきましては、昨年の予算委員会の国土交通分科会でも質問させていただきました。簡単に申しますと、佐久間ダムに貯水池の総容量の約三五%に当たる土砂が堆積している。これは東京ドームで換算すると九十一杯分、東京ドーム九十一個分の土砂が堆積しているという状況でございます。
 と同時に、天竜川の河口部において、ダムが幾つかあるわけですから、侵食が進んでいる。要するに、上の方から石が流れて、普通ですと砂になってそれが海岸に堆積するはずなんですが、そうはならないということで、海岸の侵食が進んでいる。アカウミガメの産卵も非常に問題になっております。
 こういう現状を踏まえて、国土交通省におかれまして、十六年度は一・二億円、そしてまた十七年度の政府原案では四億円の予算をつけていただきまして、本当に感謝申し上げます。この天竜川ダム再編事業の現況について、国土交通省の方から進捗状況についてお聞きしたいと思います。
清治政府参考人 »  天竜川ダム再編事業につきましては、今委員からお話ありましたように、今年度から事業の実施計画調査に着手することができました。現在、施設計画の早期策定に向けた諸調査を実施しているところでございますが、来年度の予算四億というお話がございましたが、この予算の中で早期建設事業着手に向けましてさらに調査を促進したいというふうに思っております。
 この事業は、もう委員十分御承知のことかと思いますが、既存のダムを活用する、既存ストックを有効活用して、しかも流域の全体にわたる総合的な土砂管理を改善していくというような役割を持っているものでございまして、先駆的な非常に重要な事業というふうに国土交通省は考えているわけでございますが、技術的にいろいろ詰めていかなければならないことが残っておりますので、この点につきましては、いろいろな民間の技術力等も活用しまして早期に事業実施に向けて取り組んでまいりたいと思っております。地元の方々の協力あるいは佐久間ダムの管理者であります電力事業者等との協力も必要でございますので、引き続き、御支援を賜りまして積極的に事業を推進してまいる所存でございます。
城内分科員 »  国土交通省におかれましても、電源開発と一体となって技術面での研究の推進、そしてまた早期事業実施に向けて積極的に取り組んでいただきたいというふうに思います。
 それでは、次の質問に移らせていただきます。
 電線類等の地中化の問題でございます。
 実は、私、幼少時を含めて約十年ほどドイツで生活したことがあるんですが、例えば昔の首都ボンでは、電線というのは私は見たことがないんです。調べてみたら一〇〇%地中化されているということでございますし、またベルリンも、今のドイツの首都ですけれども、九九・二%地中化されている。それでは、日本はどうかというと、東京二十三区で六・六%、政令指定都市で、ばらつきがありますけれども、大体一から三%。もっとびっくりしたのは、ドイツを含めていろいろな外国のこの数字は一九七七年の調査の数字である、三十何年前にこれだけ達成している、本当に驚きました。
 やはり、きれいな町並みをつくって、あるいは歩行者等の事故防止、防災の観点から、私は、この今国土交通省が推進されておられる無電柱化の事業はぜひとも地方自治体と一体となって進めていただきたいというふうに思います。
 聞くところによりますと、今技術開発も進んでおり、照明と一体化した、普通は道路に大きなトランスがありますけれども、照明の方、上の方に小型の柱状型トランスをつける、そうすると歩道が当然広くなるわけです。あるいは、浅層埋設方式というよりコストが低い形で地中に埋めるということもできるそうでございますが、ぜひともこの無電柱化を町の活性化のためにもやっていただきたい。
 私は、むだな公共事業は廃止すべきだと思いますが、こういう無電柱化というのは、これは本当に有益な、そしてまた経済的にも乗数効果の高い、そしてまた雇用創出の高い事業であるというふうに思っておりますので、ぜひともお願いしたいと思いますが、現状についてお聞きしたいと思います。
    〔中馬主査代理退席、主査着席〕
谷口政府参考人 »  委員御指摘のとおり、私どもも、無電柱化は安全で快適な歩行空間の確保のみならず、道がよくなれば町がよくなる、都市景観の観点からも非常に重要な施策と認識しております。
 昭和六十一年から四期にわたりまして電線類地中化計画を策定し積極的に推進してきたところでございますが、平成十五年度末現在の無電柱化率でございますが、市街地でわずか一・七%ということで、委員御地元の浜松市におきましても三・一%というようなことでございます。幹線道路では九・〇というようなことでございますが、ドイツの例を御指摘いただきましたが、依然として欧米主要都市と比較しても非常に立ちおくれていると考えております。
 このため、昨年四月に新たに関係事業者等と連携して、これまでは電線類地中化というような言葉を使わせていただいておりましたが、改めて、無電柱化推進計画というようなことを、五カ年でございますが、策定させていただいております。
 この計画におきましては、委員御指摘のとおり、コスト縮減が非常に重要だということで考えておりまして、例えばでございますが、コンパクトに埋設する方式、浅層埋設方式でございますが、それによりまして事業費を約二割削減するというほか、都市部のバイパス事業、拡幅事業等と原則同時施工というようなことも進めたいと思っておりますし、ただいま御指摘のございましたように、トランスが一様に高価である、これらの方は、道路管理者の費用負担ができないというようなこともございますので、特に電力事業者さんの御理解が必要だというようなことでございますので、照明等のポールと一体となってコンパクトで安易なコスト縮減というようなこともこの計画の中に盛り込ませていただいております。
 そうしたことによりまして、この五年間の計画によりまして、市街地の幹線道路の無電柱化率を九%から一七%、ほぼ二倍に相当するような形に持っていきたいというようなことでございます。また、歴史的町並みを保存すべき地区などにつきましても、面的に無電柱化をこの計画によりまして実施することとさせていただいております。
 以上でございます。
城内分科員 »  ぜひとも無電柱化計画を推進していただきたいというふうに思っております。御答弁ありがとうございます。
 それでは、次の質問でございますけれども、観光立国日本の実現のためには、やはり地方の、特に中山間地域の観光地の振興も私は重要ではないかというふうに思っております。
 私の選挙区に天竜市熊という地区があるんですけれども、そこに道の駅がございまして、くんま水車の里。これはNPO法人夢未来くんまという、女性の人たちが中心となってそばを自分たちでつくって、打って、これが大変好評でして年間何億という売り上げがございます。今度そば文化交流のために三月にスロバキアに行くというくらい本当に積極的に活動している方々がいらっしゃいます。けれども、こういった例というのはどちらかというと少ない、ほかの方々はいろいろ観光資源をうまく活用できずに苦しんでおるということでございます。
 ただ、聞くところによると、観光カリスマという方がいて、いろいろなサクセスストーリー、それを国土交通省におかれても持っておられて、それをもっともっと苦しんで観光振興を頑張っておられる方々に披露していただきたいと思いますが、こういった点について御見解をお伺いしたいと思います。
鷲頭政府参考人 »  ただいま先生がおっしゃいました地域の観光振興につきまして、私ども大変重要なことだというふうに考えておりまして、実は、全閣僚が入ります観光関係閣僚会議というところで観光立国行動計画というのを決めておりますが、その中で、各地域がそれぞれ持つ魅力を自主的に発見して、高め、競い合うという意味で一地域一観光ということを掲げてございます。それの具体的な発露として、自主的に取り組む意欲のある地域を国土交通省としても支援してきております。
 一つは、現在ある仕組みでございますが、地域の意欲のある方々が、例えば、広域的に連携するとか、ハードとソフトを組み合わせるとか、そういうことで観光を核とした地域づくりを進めようという場合にその取り組みを支援いたします観光交流空間づくりモデル事業という制度がございます。それから、さらに十七年度からは、これらの施策を発展させまして、観光地づくりに関する基礎調査をしたり、地域ブランドの構築、人材育成、情報発信など民間組織による地域観光振興の取り組みに対する補助金による支援といったようなものを内容とします観光ルネサンス事業というものを新たに創設いたしました。さらに、そういう事業と市町村によるまちづくり交付金というものを活用して観光地づくりというものを魅力あるものにしていくように支援をしていきたいというのが一つでございます。
 もう一つは、先生今おっしゃられました観光カリスマという先行事例を皆様に紹介するということにも取り組んでおりまして、例えば、先生の御地元の静岡県ですと、小笠町に西下はつ代さんという方がおられまして、ブルーベリーで大変成功をさせたというようなカリスマの方もおられます。
 私どもとしては、十六年度から、本年度から、そういう観光カリスマの人が直接講師となって、その現場にその人に来てもらって講義を行う観光カリスマ塾というものを開催することによりまして、ノウハウの伝播というものを進めていきたいと思っております。
 以上、申し上げたような施策を推進することによりまして、国際競争力のある観光立国ということを強力に推進するとともに、観光を核とした地域づくりにも積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
城内分科員 »  ありがとうございます。
 こういった観光振興のための各種施策、十分活用したいと思いますし、また、さらなる施策の拡充に努めていただきたいというふうに思います。
 最後の質問になりますが、冒頭申しましたように、中山間地域における社会資本整備が非常におくれている。私の選挙区、日本のど真ん中であるにもかかわらず、山間地に行くと道路が本当に改良整備促進が進んでいなくて屈曲蛇行している。一車線半どころか一車線を、さっき言った佐久間ダムのしゅんせつをしている土砂を積んだ大型ダンプトラックが行き交いしている。いつ事故が起きてもおかしくないような、そういう箇所が多々ございます。
 今本当に過疎化している地域の方々の声を聞くと、小中学校、子供たちが少なくなって、遠いところの小学校と吸収合併されてしまう。そしてまた、病院に行くにしても道路が悪いから時間がかかる。何といっても、若い人たちを中山間地域に引きとめるためにも、道路が一番重要なかぎになるということを本当に毎回聞かされているわけでございます。
 また、今観光振興の話がありましたけれども、幾らよい観光資源があっても、道路がきちんと整備されていないとなかなか人も集まらない、そういうジレンマを抱えているわけですけれども、採算性が高い低いという観点ではなくて、もう少し、過疎化を食いとめる、そういう観点から評価していただいて、中山間地域の道路事情の改良をぜひお願いしたいと思います。この点について、できましたら大臣から御答弁をいただきたいと思います。
北側国務大臣 »  日本はやはり山国でございまして、日本の国土の約七割が中山間地域でございます。全国の森林の約八割が、そして農地の四割が、中山間地域にあるわけでございます。そこで果たしている機能というのは大変大きいものがありまして、農産物の生産はもちろんでございますけれども、国土の保全、水資源の涵養等々、都市部に住む私どもにとりましても、非常に大きな機能を果たしている、大切な地域であると考えております。
 しかしながら、今委員が御指摘のように、過疎化、高齢化が急速に進んでおる中で、一方では、生活をするにも、また、農業、農林業等の経済活動を営むにも、自動車が不可欠でございます。自動車がないと、実際、生活も経済活動もできない、そういう地域が中山間地域でございます。また、今御指摘のございました救急病院へのアクセス改善のためにも、やはり中山間地域での道路整備というのは非常に必要性が高いというふうに考えているところでございます。
 少し余談になるかもしれませんが、最近は、U、J、Iターンといいまして、昔の自分が生まれ育った田舎に帰る人、また、都市で生まれた方々も、自分は地方で中高年は過ごしたいと思って行く人、非常に多くなってきております。そういう意味では、そういう地域の地方の魅力を高めていくことが非常に私は大事なことだと思っておりまして、その基礎的なインフラになるのがまさしく道路でございます。県や市町村とよく連携をとらせていただいて、中山間地域での道路整備に努めてまいりたいと思います。
城内分科員 »  大臣からの、中山間地域における道路、これは必要性が極めて高いという話、本当にありがとうございます。これからも、この地域の道路事情の改善に向けて積極的に取り組んでいただきたいというふうに思います。ありがとうございました。
 これで質問を終わらせていただきます。
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