政治家(元衆議院議員)城内みのる、公式ホームページと政治ブログ 国家国民のために、信念を貫く男。万民幸福は私の究極の目標です。いかなる時も国家国民のため、信念を貫きます。

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☆お知らせ☆ 眞鍋かをりさんとの対談その五をアップしました!

☆お知らせ☆ 眞鍋かをりさんとの対談その五をアップしました!

 以前ご紹介した眞鍋かをりさんの動画の最終版その五をアップしました。みなさまのご感想よろしくお願いします。次回のゲストとはすでに決まりつつありますが、みなさまからのご要望がありましたら、可能な範囲で実現すべくがんばりますので、なんなりとお申し付けください。

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☆お知らせ☆ 眞鍋かをりさんとの対談その四をアップしました!

 眞鍋かをりさんとの対談その四をアップしました。
名もなき城内実サポーター様から次のようなコメントをいただきました。
「城内先生こんにちは。
えっと・・・エントリと関係ない内容でごめんなさい。
眞鍋さんとの対談動画を今日見ました。
率直な感想です。(ごめんなさい)
なんだが焦点が定まらない対談だったような気がしました。
中学2年生の姪っ子にも見せてみたけど「なんだかなあ・・・」って感じでしたよ。
多分、”やわらかい”と言う事と”グダグダ”と言う事は違う事だと思うんですよねえ・・・。いかがでしょうか?
勝手なこと言ってごめんなさい。」
うーん、さすがするどいですね。焦点が定まらないというか、焦点ははじめからないのですね。いいかげんでごめんなさい。
 あと城内実は「日本文化チャンネル桜」で郵政民営化問題についてドイツやニュージーランドの外国の失敗例について述べていたが、中身が全く分からんというご意見がありました。こういうお方には、横着せずにまず最寄りの「日本国内」の郵便局に行って一時間くらい局員と利用者の声を聞いて来てくださいといいたい。
 簡易郵便局もどんどんなくなっているので、数年後に最寄りの郵便局がなくなる前にご自身の目で確かめたらどうでしょうか。
 「カイカク真理教」、「カイカク原理主義」(以上城内実の造語)、「カイカク(=英語でリフォーム)詐欺」(畏友関岡英之先生の造語)といろいろありますが、きっと「信ずる者は救われる」のでしょう。「カイカク真理教」及び「カイカク原理主義」の信者のみなさんは、今日から毎日「カーイカーク、カーイカーク、ショーヒゼーヒキアゲ、コクミンフタンゾーダイ、コーゾーカイカークロセンバンセー」と唱えましょう。幸せになることきっと請け合いです。

 

☆お知らせ☆ 眞鍋かをりさんとの対談その二をアップしました!

眞鍋かをりさんとの対談その二をアップしました。みなさま是非ご覧下さい。

☆お知らせ☆ 藤原正彦先生との対談アップ(後編)

 藤原正彦先生との対談の後編をアップします。前編は以下でご覧になってください。

藤原正彦先生対談の前編

 

城内 中国の餃子問題に端を発して、初めて食料の自給自足が大切であることに気がつき始めました。日本の食糧の自給自足率は三十九パーセントと低すぎます。やはり、日本の農業を改めて考える必要があると思っています。
二十一世紀は環境とか健康、人と人との信頼関係、共存共栄、和の精神といった、日本が得意とする分野がすべての地球人類の幸せを左右する鍵を握っていると思います。目に見えないものを大切にする時代です。これらの二十一世紀の日本の使命はこういうところにあるのではないでしょうか。人を殺す兵器をどれだけ大量に作るかよりも、美しい地球を守ることに力を傾けるべきだと思うのです。そこに、日本人的な発想、知性、感性、霊性をもって、環境技術の開発などの分野でお役に立てることができます。
国内に目を転じると、農業の分野は疲弊しています。減反政策を切り替えどんどん田や畑で食料をつくる。野菜は百パーセント国内で自給する。米もどんどん作って、農家から買い上げ、お米の粉を加工してパンなどの食品にして自給自足を復活したらよいと考えます。場合によっては米の加工食品をОDAのカネのバラマキのかわりに発展途上国に現物支給する。
ところで、今の世界経済はどのような状況でしょうか。

藤原 一見するところ、世界の景気は悪くないようですが、デリバティブの残高は二年前の統計で一兆円の六万倍になっています。つまり、六京(けい)円です。私はデリバティブのことを経済の時限爆弾と呼んでいます。サブプライムもデリバティブの一種です。これが崩れ始めてきて、早晩、崩壊するでしょう。これは資本主義をぶっ飛ばしかねない大変な問題です。私のような数学者が三年ほど前から警告を発していたのに、エコノミストや経済学者は分かっていないのか分かろうとしないのです。
要するに、共産主義をねじ伏せたのは良いが、それで勝利の美酒に酔いしれてしまった。何でも規制を取り払い自由競争にした結果、このような世界的な問題を抱えるに至ったというのが真相です。
しかし、日本人の発想はまるで違う。日本は何世紀にもわたって、「たかが経済」「たかがお金じゃないか」という思想なのです。
欧米人は「これだけ働き、これだけ成果を挙げれば、これだけ昇給する」と云われて必死になって働く。ところが日本人は、そんなことを餌にしても頑張らないのです。日本人は、あの人のため、あの上司のため、あの仕事のために頑張る。貧乏しても構わないといった心情なのです。そういった心情、信条によって発奮する民族です。
先程から日本の国柄について話してきましたが、日本の国柄の根底にあるのは美しい自然です。それなのに、政治的なものもあって離農する農家が増えています。美しい自然というのは日本人の最も大きな特徴である美しい情緒の源泉なのです。その美しい情緒、美感は、世界最高の文学、芸術、数学、理論物理を生み出してきました。その美的感覚,が壊されると数学、理論物理にも影響し、その風下にある科学技術もだめになり、工業立国もできなくなります。
ですから、美しい自然を保つということはどんな犠牲を払ってもやらねばなりません。すなわち、日本の農家、農業はえこひいきしても守らなければなりません。農家、農業にとって、公平は敵で不公平な政治が重要なのです。日本は、アメリカやオーストラリアのように広い土地もなく、相対的に本来農業には適していません。しかし、農業は圧倒的な重要性を持っているのです。えこひいきになっても、農業に国の予算を十分に配分して、米や他の作物も高値で購入する。そうすれば農家の後継者も増えてきます。
これを何でも公平が一番と、農業をやめて他の産業に転換し、食料はどんどん輸入すればよいと考えている人たちも多いのです。そんなことをしたら、日本の自然は荒れ果て、輸入がストップでもしたら、滅亡はあっという間です。
一九四〇年十月に、イギリスの商船がドイツのUボートに片っ端から沈められて、毎月何十万トンという輸送船を失い、食糧備蓄が一週間分になってしまった時がありました。終戦後、チャーチル首相は「もし国民が飢え始めたら、ドイツに降伏せざるを得なかった」と述懐しています。それほど食料というのは他のものとは全く違うのです。

城内 農業の振興は先生のおっしゃるとおりです。それにしてもヨーロッパの食料自給率は高いですね。私が十年近く生活したドイツなどは九八パーセントです。

藤原 そのドイツにして、一九六〇年当時は今の日本のようにせいぜい四〇~五〇パーセントでした。そこでドイツは一念発起してそれまでになりましたが、イギリスもフランスも自給率を高める努力をしてきたのです。

城内 私は外国での生活が長い中で、ヨーロッパの豊かな田園風景は特に印象的です。日本に戻ってきて、私の選挙区であり祖父母のふるさとでもある浜松の自然が破壊されていくのは、本当に心苦しい限りです。後継者がいないから休耕田は荒れ放題になっている。日本のこれまでの農地、田園風景が何ものにも代えがたいことをほとんどの人が気づいていない。どうしたらよいか胸が詰まります。

藤原 六、七年前に竹中氏などは「シンガポールを見習え、経済発展が目覚しい」と言っていました.。しかし、シンガポールからはノーベル賞受賞者はでていないですね。行ってみれば分かりますが、全くのコンクリート・ジャングルで美しい自然は見当たりません。コンクリート・ジャングルからは美しい文学や詩や数学は出てこないのです。日本が見習う国ではないのです。
いかに美しい自然が大事かということです。日本が世界に誇るべき美しい自然、美感が文学や数学を育ててきたのです。知能指数も偏差値も関係ない、美的感受性が最も重要なのです。ですから、国家の在り方を百年スパンで考えて、えこひいきをしても農業を、美しい田園を守るべきです。
しかし、政治家も官僚も国民もその重要性を分かっていません。目先のことばかりを追いかけ、より効率的な産業に参入すれば国際収支が良くなるだろうと考える。五年先、十年先だけなら結構ですが、百年スパンとなると国は確実に潰れます。
二十一世紀になったばかりですが、城内さんの言われるとおり、国内の農業を振興して自給率を高めるべきです。そうすれば食糧問題も環境問題も真剣に考えるようになります。自然が豊かになれば健康も良くなり、美しい情緒に満たされれば惻隠の情も一挙に蘇ります。

城内 今、世界の情勢に目を転じると、中国のチベット問題があり、アメリカはアフガニスタン、イラクに次いでイランに戦争を仕掛けようとしています。
そろそろ二十一世紀の世界をリードしてくれる良識あるリーダーがでてほしいです。

藤原 日本人は自信と誇りを失っているから何もできないですが、 それよりも、日本の政治家はアメリカの大統領に話を伺いに行くだけでなく、説教することが大事です。
私は先ごろ外国人記者クラブで講演をしました。その時、「欧米は最近、図に乗っている」と、先程話したようなことを相当強く説教しました。説教しないと気がつかない。きちんと諭してやらないと気の毒です。
アメリカ人にしてみれば、これほど善意を持って接しているのに、どうして世界中から嫌われているのかと思っています。ロシア人の一人ひとりは素晴らしいのに世界中から嫌われている。それはともに政治が悪いからです。
アメリカやロシアがどうして世界中から嫌われているのかを友人として諭すことが大事なのです。
やはり、二十一世紀の中心になるのは、アメリカ、イギリス連合でしょう。二十一世紀を見据えてアメリカを説得することが何よりも求められていると思います。

城内 それが土下座外交では情けないと思います。まず、政治家から目覚めるべきだということですね。

藤原 今回のサブプライム問題について、その大元であるデリバティブは六京円になっている。デリバティブのうちリスクの高いものを専門家に聞くと「四、五パーセントくらいかな」と軽く答えるが、六京円の五パーセントは、三千兆円です。世界経済はすぐさま崩壊です。
第一次産業とは全く離れたこのような危険なものを野放しにすることは許されません。しかし、残念ながら現在、世界をリードする指導者、大政治家はおりません。共産主義に勝利してその余勢をかって市場原理主義を推し進めたのはいいけれど、振り子のように振れ出してそのうちに綻んできた。資本主義は欠陥だらけで、かといって共産主義は論外です。
今、待望されるのは、経済、政治の分野におけるアインシュタイン級の天才が世界をリードして二十一世紀に合った体制を作って欲しいということです。環境とか、健康、福祉などにも目が行き届いた体制です。
十九世紀だったら慌てる必要はありませんが、現在は科学技術が進み過ぎてゆっくりしていると地球が壊されかねません。緊急を要する問題に全体がシフトする方向転換が必要なのです。
霊性を念頭においた世界の方向転換ということでは、日本は、主導的な立場をとるべき国なのです。

城内 日本の使命はそこにしかないと思えるくらいの特徴を持った国なのですね。私は最近、家族に自給自足のための農作業をしようと話しています。食料は、理屈抜きに自給自足にしないと日本は駄目になってしまうのではないでしょうか。

藤原 それには「たかが経済」という価値観の転換が必要です。経済成長はあったほうが良いが、それよりも大切なものがあるという視点が今の経済学者やエコノミストにほとんど欠けている。いかにして不況を脱するか、そればかり考えている。小さな視点でやろうとするから泥沼にはまり込む。それで十年です。イザナギ景気を越えたなどというのは大嘘です。大きな視点で考え直し、農業振興、環境保全に力を入れて世界の見本になることです。日本には、江戸時代というモデルがあります。

城内 先生がおっしゃるとおり価値の転換こそ大事です。長期的な視点から、土地で取れたおいしい食べ物、豊かな自然、澄んだ空気、清らかな川の流れ、トンボが飛ぶのどかな田園など、みんなが毎日享受できるような社会が二十一世紀に求められているのではないでしょうか。

藤原 竹中氏は日本を金融大国にしろといいますが、あきれてしまいます。日本は、歴史的に見てもモノづくり大国です。工夫力、独創力、そして美的感受性が超一流で、世界でも図抜けています。一五四三年に種子島に鉄砲が伝わりました。それから僅か三十年後には、信長が鉄砲を大量生産している。あっという間に工夫し、独創力を加えて、当時世界でも最高水準の鉄砲を造りだしたのです。
要するに日本は金融大国や外交大国になれません。国民性に合わないからです。日本の真の強さの発揮を壊すような策謀に流されないように、日本の国柄を守っていくべきです。

城内 将来に夢を持てるよう、価値の転換をどこまで図っていくか、どこまで私自身力を発揮できるか分かりませんが、そのリーダー的役割を是非、平沼赳夫先生にやっていただきたいと思っています。平沼先生は、環境問題、エネルギー問題など日本が最も得意とする分野で使命を果たすべきだと主張されていることに、私も共感するからです。

藤原 平沼先生は私が尊敬する政治家の一人です。それと同時に日本のホープ、城内さんが政界にカムバックして頑張っていただきたいと思います。
私の「国家の品格」は二七〇万部くらい出ています。それだけに、今の日本はおかしいぞと思う勢力が増えていることは、これから非常に楽しみです。歴史の流れは速い。アメリカ追随外交に批判的な勢力が加速的に増えているのです。

城内 私の心の内でモヤモヤとしていたことを先生が「国家の品格」の中でズバッと書いていただきましたので、本を読んで本当にスッキリしました。ほとんどの方は、目からうろこが落ちたと言っています。その人たちたぶん、間違った教育や報道の影響を受けており、ようやく正しいことに気がついたのでしょうね。

藤原 私はそういう人が、日本に一人でも増えてくれればよいと思っています。そうすれば、城内さんが今日言われたような方向に目を向けてくれるし、それが私の望みであり唯一の希望です。

プロフィール
藤原正彦(ふじわら まさひこ)
昭和十八年七月生まれ、新田次郎・藤原ていの次男として、満州生まれの数学者、エッセイスト。専攻は数論、特に不定方程式論

昭和三十一年 東京大学理学部卒業 理学博士 ミシガン大学研究員、コロラド大学助教授を経て、現在、お茶の水女子大学理学部教授
[主な著書]  アメリカ留学記『若き数学者のアメリカ』(日エッセイストクラブ賞)、『遥かなるケンブリッジ』、『父の威厳』、そして大ベストセラー『国家の品格』(新語・流行語大賞)など多数

☆お知らせ☆ 眞鍋かをりさんとの対談アップしました!

 かつて「ブログの女王」として勇名をはせた女優の眞鍋かをりさんとの対談その一をアップしました。
 下記の画面をクリックしてごらんになって下さい。

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☆お知らせ☆ 眞鍋かをりさんの動画をアップします

 今日は充実した一日であった。ところで明日6日の朝三時ころから、眞鍋かをりさんの動画をこの城内みのるオフィシャルサイトにてアップします。みなさまからのコメントをお待ちしております。
 おすすめブログ:「新三ログ」、「喜八ログ」、「復活!三輪のレッドアラート」、「愚民諸君!」
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☆お知らせ☆ 『信念通信』第一号アップ

 六月中旬に地元で発行した後援会会報の『信念通信』第一号を城内実のオフィシャルサイトでも見れるようにしました。下記をクリックしてPDFファイルにてご覧ください。
 『信念通信

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☆お知らせ☆ 眞鍋かをりさんとの対談動画をアップします!!

 本日(20日)女優の眞鍋かをりさん
と対談しました。城内実のオフィシャルサイトは内容が固いので、もっとやわらくしたらというご意見がありました。そこで今回は「オフィシャルサイト改善大作戦」の一環で新企画「この人とかたる(仮題)」をはじめることとしました。これまでの対談動画をパワーアップするというわけです。
 現在編集中ですので、近日中に城内実オフィシャルサイトで公開いたします。眞鍋かをりさん本当にありがとうございました。
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☆お知らせ☆ 藤原正彦先生との対談(前編)一挙公開!!

 藤原正彦先生との対談(前編)を「城内実関連文章等」に追加しました。以下をクリックしてご覧になって下さい。
逓信『耀』6月号、藤原正彦vs城内実、日本人が自信と誇りを取り戻すために 国柄、美しい自然は心のささえ
なお、PDFファイルにてご覧になれない方のために、文章を下に貼り付けました。長くてごめんなさい。みなさんのご意見お待ちしております。あと政治ブログランキングのクリックもあわせてお願いします。

 

対談
『国家の品格』の著者
藤原正彦 お茶の水女子大学理学部教授
城内実 前衆議院議員・拓殖大学客員教授
「日本人が自信と誇りを取り戻すために 国柄、美しい自然は心の支え」

小泉・竹中構造改革路線を問う

 

城内 今日の話の中心は、小泉・竹中構造改革路線は一体何だったのかになろうかと思います。振り返れば、目茶苦茶な郵政解散選挙で、小泉チルドレンが大量に当選して衆議院で自民党が三分の二以上を占め、郵政民営化法をはじめ重要法案を強行採決で通しました。今回の後期高齢者医療制度もその流れです。しかし、今だに小泉待望論が根強いのが不思議です。

藤原 そこです。国民につける薬はありません。

城内 自分で自分の首を締めるような選択を先の総選挙でさせられておきながら、まだ気がつかない。

藤原 私は、テレビ出演はほとんど断っていますが、たまたまお付き合いで出演したテレビで、今の日本人を「我が国史上最低の国民」と言ったのです。そうしましたら、もの凄い反響があり、「よくぞ言ってくれた」というのが大多数でした。

城内 猛反発されたのかと思いましたが。

藤原 良識ある人は分かっているのです。

城内 小泉・竹中構造改革の路線について話を伺います。私はいろいろな機会に、この構造改革はインチキだから、改革を片仮名でカイカクと言っています。また、オウム真理教、イスラム原理主義をもじって、「カイカク真理教」、「カイカク原理主義」と称しています。また、私が尊敬しているノンフィクション作家の関岡英之先生は、「改革」は英語で「リフォーム」だから、「リフォーム詐欺」と呼びました。まったくやる必要のない改革を国民を騙して行い、結局は国民にツケを回しているのです。小泉・竹中構造改革路線とは、一体何だったのか怒りさえ感じます。バブルのような小泉チルドレンたちによる強行採決で何でも法案を通しました。今ごろになって、「何でこんなことになっているのだ」と自民党の国会議員でさえも嘆いています。郵政民営化についても、良識ある議員が「何でこうなったんだ」と小泉・竹中さん達が宣伝した内容とあまりの違いに今頃になって気づいて、一生懸命勉強し始めたようです。

藤原 大体、気がつくのが遅いですよ。

城内 私も当時は森派でしたから、郵政民営化は世の中の流れとして当然なのかなと最初は思っていました。しかし、勉強すればするほど、株主主権の一私営企業ではなく、国民共有の公社のままにしておいた方が良いというあたり前のことに気がついたのです。
それでも国民は何か変えると思っても、まだ気づいてはいません。最近、私が言っていることは、民営化して市場に出せば早晩外資に乗っ取られるということです。百歩譲って民営化するにしても分社化の経営形態は最悪です。
私はやはり三事業一体の郵政公社の経営形態が最善と考えています。

藤原 公社でやっていくとまずいことでもあったのですかね。国家公務員といっても税金は一円も使っていない。何のために民営化したのか意味不明です。

城内 問題のすり替えです。民営化すれば税金をとれる、サービスがよくなるとの言に屈したのです。

藤原 あの時の国会は印象的でした。私もテレビを見ていましたが、安倍さんが土壇場の投票の時に、城内さんを本会議場の隅に呼んで説得していましたね。テレビがそれを追っていて、私もその時初めて城内さんの名前を知りました。安倍さんは本心はともかく立場上、郵政民営化に賛成せざるをえないと思っていましたが、城内さんは相当厳しい選択を迫られたと思います。それでどうなるかとテレビを見ていたら、城内さんは意志を通して反対票を投じた。その時から、私の家族全員、城内ファンになりました。
郵政改革をはじめ小泉・竹中構造改革のことを、リフォーム詐欺というのは素晴らしい表現ですが、私は一つの革命だと思っています。共産革命みたいなもので、いわば市場原理主義による革命です。リフォームというより、よくぞこれだけ日本を壊したなとの想いだけです。
ただ私は、小泉氏が憎いというより、国民が憎い、そして小泉・竹中両氏を徹底して支援したマスコミが憎い。その中でも許せないのは、解散総選挙で同じ党でありながら城内さんはじめ郵政民営化反対議員を公認しなかったばかりか刺客まで送り込んだことです。日本人の精神的支柱である武士道精神の中核ともいうべき、、相手を思いやる「惻隠(そくいん)の情」にまったく欠けたことをしたのです。さすがに当初はマスコミも「そこまでやるか」の論調でした。ところがきれいな女性や受けの良い候補者を送り込んできたので、今度はマスコミも批判するでもなく、劇場型のワイドショーのような選挙になってしまった。国民もそれに浮かれた。教育に良くないことが現実に行われたのです。
今まで党で一緒にやってきた仲間を、公認しないまではいいとして、刺客まで立てるとは言語道断です。こんなところを子供に見せたら、子供のいじめなんか無くならないのも当然です。それを国民が支援した。とんでもないことです。郵政問題も教育問題も本当に悪いのは国民で、よくぞここまで祖国ニッポンを壊してくれたと、国民は私にとって真の敵になってしまいました。
郵政民営化で成功している国はどこにもありません。他の構造改革と称するものもみな同じです。市場原理主義だって、それ一本槍で長期繁栄している国があるかというと、そんな例はどこにもありません。アメリカだってサブプライム問題で転び始めました。郵政改革は国民が支持した間違った革命なのです。

城内 郵政民営化にしても、このままいくとおいしいところはみんな外資に持っていかれてしまいます。結局、郵便事業という赤字体質の事業だけが取り残されて、国民の血税で賄わざるを得ないということになりはしないかと心配しているのです。ニュージランド、ドイツなど失敗例がいくらでもあるのにそれを学ぼうとせず、強行に押し通してしまいました。
もう一つ私が恐れているのは、やはりアメリカの圧力によって日本の国民皆保険制度が壊されないかということです。アメリカの社会問題になっているのは、銃と麻薬と医療保険です。そのアメリカですら、日本の国民皆保険制度を視野に入れる学者や政治家がいるほどです。それがアメリカ政府をバックに医療保険会社が規制緩和を迫り、規制緩和という美辞麗句のもとに医療分野に止まらず、他の分野も規制緩和しようとしています。諸外国で失敗した例がいくらでもあるのに、それに学ぼうとしないのです。

藤原 私が不思議に思うのは、そういった勢力が郵政民営化に関して城内さんたちと賛成、反対に分かれたのは分かりますが、その他の問題でも城内さんたちとは正反対の立場をとっているということです。医療改革しかり、教育問題しかりです。普通はデコボコがあって、あるところでは共感し、あるところでは志を異にするというものです。

城内 意識していませんでしたが、言われてみれば確かにそうですね。

藤原 それは祖国に対する想い入れの差かなと思います。
医療のことに話を戻しますが、二〇〇〇年のWHOの調査では、日本の医療は世界一位、アメリカは十五位でした。アメリカの国民一人当たりの医療費は日本の倍以上です。聞こえてくる話では、アメリカでは五千万人が保険に加入してないという。赤ん坊が病気をしようものなら自宅での看病で精一杯です。アメリカ人は日本人の半数は貧乏だから皆保険に頼らざるを得ないのだろうという。それはとんでもない間違いなのです。日本の国民皆保険制度が壊れるなんてとても信じられない話ですけど、「そんなにひどいことにならないよ」と呑気に構えている、実に困った国民です。
私の昔の同僚で、ペンシルバニア州立大学の教授をやっている人が私の家に泊まりに来たことがありました。彼の奥さんが喉の大手術をされたそうです。そうしたら、奥さんの入院代は一日二、三十万かかるのですぐに退院せざるをえませんでした。仕方なく病院近くのホテルに夫婦で泊まり、毎日ホテルと病院を往ったり来たりということになりました。ホテルも安くはないのでしばらくして自宅に戻りました。気管の病気で一晩中咳きこむものですから彼も眠れない。それで数学を教えるどころの騒ぎではなくなって、とうとう大学を一年間休職することになりました。その人は六十代の世界的にも有名な教授です。そんな人でさえ入院費、治療費は大変で、大学を休職せざる得なくなるほどなのです。もちろんその教授は保険に入っていました。ただ、保険にはいろいろな制約があって、ここまでは保険でカバーするが、これ以上はカバーできないという取り決めがあるのです。保険料もどこまでカバーするかによって違い、彼もかなりの保険料を払っていたにもかかわらず、いったん病気をすると医療費の自己負担は相当のものなのです。

城内 国民のための仕組みではなく、あくまでも保険会社のための仕組みなのですね。
私はまだ世界の三十数か国ほどしか訪問していませんが、間違いなく日本の郵政の郵便局ネットワークサービスは世界第一位であったし、あるいはまだかろうじて一位かもしれません。医療制度にしてもダントツの一位だし、治安も世界第一位だったはずです。それなのに不思議なのは、自らが壊し、折角の世界第一位の座を譲ろうとする。まさに悲劇というか喜劇です。

藤原 日本人が分かっていないのは、日本は世界の中で、非常に変わった特殊な国であるということです。医療にしても、外国がこれを真似して採り入れようとしてもほとんどやっていけません。たとえば、医者が金儲けに走ったら、頭が痛いというだけの人にCTスキャンなど高額な検査を片端からして何十万円と請求します。しかし、日本の医者はそれはしません。中には悪らつな医者もいることはいるけれども、ほとんどの医者はそうした利己心がないのです。そうした医者がいて、日本の医療制度が保たれてきたのです。
日本人は医者の人格を信用する。要するに医者は神様のような人という前提の下で皆保険が成立しています。これは日本にしかできません。会社の雇用にしても会社への忠誠心と引き換えに終身雇用する。これも世界にほとんど例はありません。また、郵政だってそうです。郵便局で働く人は、汗水たらして山奥のおじいちゃん、おばあちゃんのところへ行って、千円の貯金をもらってくる。中には、いろいろ人生相談にのってあげたりする。
日本というのは何もかもが特異な国で、日本人にしか適応できないやり方で何もかもうまくやってきたのです。ある意味では、日本は国柄だけでやってきた国で、他には何もありません。そうした特殊性を忘れて世界のスタンダードに合わせようとすると、日本のよさが全て失ってしまうのです。国柄を壊したら何もかも目茶苦茶です。
日本人は生物学的能力から言えば、中国や朝鮮と同じと思います。それなのに、文学にしても数学にしても理論物理にしても、日本がダントツに抜きんでています。ノーベル賞の受賞者を見ても明白です。それは、日本の特殊な国柄がもたらしたものなのです。

城内 私も先生の『国家の品格』を繰り返し読ませていただきました。その中で、インドの有名な数学者のラマヌジャン(一八八七~一九二〇)が青年時代を過ごしたクンバコムという小さな地域を訪れたところがあります。先生がその地をご覧になって、小さな地域だが、この地域からノーベル賞受賞者を何人か輩出したことに納得したと書かれています。やはり、世界的な学者、偉人を輩出する土地柄、国柄というものがあるのですね。
最近私はこの年齢になって、知識よりも、知性、感性、霊性を重んじるよう心掛けています。松尾芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」という、この五・七・五の句の中に、日本の心のそこはかとない情緒を感じます。ある意味で言霊(ことだま)的なものがあるのではないか。目に見えない科学の限界を超えたものの見方、考え方に日本人独特の感受性の高さがありました。その感受性のアンテナが、どんどん曇り、鈍化、劣化して、日本人が内在していた良いものが失っていくような感じがしてならないのです。

藤原 霊性という言葉は非常に大切な言葉です。たとえば、日本人は昔から自然にひれ伏してきました。ところが西洋では、人間の幸福のために征服すべき対象としかとらえていない。そこが決定的な違いです。日本人は太古の昔から、人間は自然の一部に過ぎないと、常に平伏してきたのです。西洋の人間中心の非常に傲慢な態度に比べ、日本人は自然に対して常に謙虚な態度をとってきました。これも一つの霊性からきたものです。
先程、刺客を放ったことについて、測隠の情と卑怯を憎む心は武士道精神の中核です。武士道精神は鎌倉時代に禅が伝わり、そこに昔からある儒教、神道、そして、土着の風習が合わさってできたものです。それが不思議なことに、江戸時代に入って武士だけでなく、広く庶民にまで広まったのです。鈴木大拙氏が、日本に禅を含めて武士道精神が広まったことについて、「日本人的霊性のお陰だ」と語っています。つまり、卑怯を憎む心や惻隠の情は日本人に根づくべくして根づいたのです。縄文式時代から困っている人、弱い人はいじめてはいけないとか、他人を騙したり、信頼を裏切ったりしてはいけないということは、脈々と受け継がれてきたのです。太古の昔からの霊性というものがあってそれが国柄の基本となってきたのです。その基本がなくなるということは、日本が日本ではなくなってしまうことです。

城内 古事記や日本書紀を読んで気付いたのは、日本人の霊性の源流は、実は皇室にあるのではないかということです。「神国ニッポン」の中心は、皇室にあって「政事(まつりごと)」は皇室を中心に行われてきたのです。それが本来の国民、民草の幸せを祈るまつりごとを忘れて、どれだけカネを儲けたかとか、自分たちの勢力が何人増えたかという目先の利益に奔走する、実に下らないことに勢力を傾けて、行き詰まっているのが最近の日本政治の実態です。国会議員たる者、霊性に目覚めよといいたいですね。

藤原 確かに皇室は精神的支柱ですし、惻隠の中心です。日露戦争の後、日本は満州に日本兵ではなくロシア兵の慰霊碑をいくつも建てました。ロシアに日本兵は七、八万人も殺された。それほど憎っくき敵なのに、明治天皇はロシア兵戦死者を丁重に慰霊することを命じたのです。それから卑怯なことをしてはいけないと常に言ってきた。真珠湾攻撃の時、きちんと攻撃を事前に伝えるよう昭和天皇は再三おっしゃっていた。結局、外交官の不手際であんな形になってしまいましたが、天皇陛下は常に気高い霊性を持たれていたのです。それが段々国民が霊性ということを忘れてきて、国民の鏡となるべき国会議員までが率先して霊性を失っている。本当に日本はつまらない国になってしまう。その点、アメリカには霊性などというものはなく、論理だけで割り切る国です。
ハンチントンは、最初は七大文明と言っていましたが、日本がどことも違う特殊な文明なので八大文明にせざるを得なかったと言っています。この特殊さ、異常さを日本は保たなければならない。日本を普通の国にしてはいけないということです。(以下次号)

☆お知らせ☆ 写真をアップしました

 遅ればせながら先日の6月9日(月)、10日(火)のブログの写真をアップしました。是非ご覧になって下さい。
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