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◎ 政 治 ◎ 人権侵害救済機関についての質問

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 昨日、今国会初めて開会した法務委員会で45分間質問に立った。
 今回は、法務大臣の所信聴取前に委員会がセットされるといういわば異例の委員会であった。先般の内閣改造で就任した民主党政権樹立後六人目の小川敏夫法務大臣に対して、人権侵害救済機関について反対ないし慎重の立場で、小川大臣の認識を問うた。
 
一、パリ原則の勧告の意図するところは公権力による人権侵害の救済であり、私人間の個別の争いまで容喙する巨大な組織を作る必要はない
二、政府から独立した機関の設置は、ナチスドイツのような反体制活動家を強制収容所送りするような北朝や、内乱と殺戮が繰り広げられているアフリカの破たん国家(failed states)、中国のようなチベットやウィグル族のジェノサイド(=民族抹殺、民族大量殺戮)をまさに推進せんとするような劣悪な人権環境の国々に対して必要なのである。したがって、日本のようなある程度人権が守られている、法治国家には、強大な権限を付与できる国家行政組織法上の三条委員会である人権委員会は必要でない
三、現行制度で99%の人権侵害事案が処理できている以上、事業仕分けをして予算を削る中で、新たな定員、予算が必要な巨大な組織を新たに作る根拠はない
四、小川大臣自身を含む民主党の多くの議員が外国人の地方参政権推進の立場である以上、人権擁護委員に外国人がなる可能性が排除されない(その場合、わが国に対して敵対的な朝鮮総連の構成員も理論上人権擁護委員になれる)
五、昨年八月の政務三役の本件に係るいわゆる基本方針によれば、五年後に見直しがなされるとあるが、それにより一層改悪されるおそれがある
 
 大臣は、人権委員会は現行の法務省人権擁護局の「横滑り」でできるもので、肥大化した組織にもならないし、三条委員会であっても強大な権限は持たないと述べた。たしかに法案骨子等みるかぎりはそうであるが、しかし、同時に大臣は五年後の見直しにおいて、そのときの国会情勢によっては人権委員会に強力な権限を付与するよう法改正がなされる可能性についても示唆しているのである。明らかな欺瞞ではないか。
 しかも個人的な見解と前置きしながらも、人権擁護委員について「人権擁護の職務にふさわしい方であれば必ずしも日本人に限定される必要はない」と答弁しているのである。
 このような大臣のもとで、近く法案が提出されることが予想されているのである。今後も機会を捉えて警鐘を鳴らしていきたい。法案が提出されれば平成17年の自民党法務部会における人権擁護法案のときと同様、命がけで断固反対していく所存である。
 
 以上のように、本日は人権侵害救済機関について中心に質疑を行うべく周到に準備をしていたのだが、私の質問に先立つ民主党の階猛議員の質問に対する小川敏夫大臣の答弁を聞いていて耳を疑った。
 階議員は、小沢一郎民主党元代表が政治資金規正法違反に問われた陸山会事件に対する検察審査会による強制起訴について、検察官による供述書の虚偽記載が判明した等の最近の動向を踏まえて、明らかに小沢氏擁護の立場で、かつ小沢氏にかんする訴訟にかんして「起訴を取り下げろ」または「取り下げられるよう法改正をせよ」と暗に要望する質問を大臣にした。
 それに対して、小川法務大臣は、あろうことか「強制起訴を導入した検察審査会法が改正されたあと、強制起訴が何件か出ておりますが、そうした事例を踏まえて改正すべき点、検討すべき点があれば、当然検討すべきものと思っています。」と答弁したのである。
 「そうした事例」には現在進行中の小沢氏の事件も含まれるのである。四月末にも判決が出るといわれるこの微妙な時期に、検察を監督し、場合によっては指揮権を発動できる重い職責をもつ法務大臣がこのような発言をするのはいかがなものか。きわめて軽率な発言ではないか。私はこの点を小川大臣に冒頭質問したが、大臣は終始「あくまで一般論である」と逃げたが、議事内容を見ていただければわかるとおり、大臣の発言は特定の事案を示唆していると誤解されても仕方がないであろう。
 
 いずれにしても、政権交代以降六人目である小川大臣も適格性について大きな疑問がある方であることがよくわかった。今後の委員会ではさらに追及を強めてまいりたい。
 良識ある国民のみなさまのご意見をぜひともお聞きしたい。

 質問の模様は「衆議院TV」で視聴可能である。是非ご覧のうえコメントをいただければ幸いである。

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コメント

  1. 東京都民 2012年2月23日 11:15:54

    いつもお世話になっております。
    昨日の法務委員会での先生の答弁、私達の気持を正しく代弁して下さっているようで、誠に胸のすく思いでした。
    と同時に、個人的見解とは言え、小川法相の見識は非常に問題のあるものであり、大臣としての資質を著しく欠いております。
    民主党の法相は誰がなっても同じです。この先何人変わっても納得のいかない答弁を壊れたステレオアンプのように繰り返すだけでしょう。
    小川氏はご自身の持つ権限をフルに使うつもりなのかもしれませんが、絶対に看過出来ません。
    大体違憲と判決が出ている外国人地方参政権付与に賛成の立場である事自体、法相としての資格はないと考えておりますが、如何でしょうか。
    この法相の元では、人権法案だけでなく、違憲とされる法案が全て詭弁で誤魔化され、国会に上程される可能性が大きいです。
    私達も出来る限り応援致しますので、城内先生には断固反対の立場を貫いて頂きたく思っております。
    どうぞよろしくお願い致します。

  2. 舟根陽子 2012年2月23日 13:17:03

    人権委員会など全く不要です。

    1.「人権」という言葉は美しいが、その実態は極めて曖昧。
    こうした「人権」という言葉を冠した委員会が三条委員会として、強大な権力を握ることになったら、国民にとって危険極まりない存在となる

    2. 小川大臣に「三権分立」の意識が欠如していることは階議員への答弁からも明白。
    このような大臣(というか、公約を破棄して憚らない民主党政権)に、こうした重要な改革を委ねる気にはなれない

    3.増税の議論が活発化しているなか、こうした無駄な改革に予算を使うなど、まさしく言語道断

    城内先生がおっしゃっていたように、人権問題は個別具体的に、きめ細かく対応していくのが最善の策です。
    また、教育問題と切り離して考えるべきではありません。

    この不気味な動きを断固として阻止してください。

  3. オバタ 2012年2月23日 13:23:51

    人権侵害救済法案が我が国にとって非常に危険な法案であることは明白です。法案制定阻止のため、城内さんのご活躍を期待しています。

    ところで、天下の悪法がもう一つ、この増税やら政界再編やら解散選挙やらなんやらで騒がれている最中に、それらに国民の関心が傾いているうちに、ひっそりと制定に向けて進行している法案があります。それは「秘密保全法案」です。城内さんのお力でこの法案の制定も阻止することはできないでしょうか。よろしくおねがいします。

    日本弁護士連合会
    秘密保全法制定に反対する会長声明
    http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2012/120111.html

  4. ケイ 2012年2月23日 17:26:18

    城内先生、法務委員会でのご質問有難うございます。
    民主党政権は日本、および日本国民に対する愛情が全面的に欠落しています。

    小川法相は検察審査会での強制起訴が民主党サイドに不都合なので見直したいだけでしょう。

    人権侵害救済法は立法趣旨が欠落しています。
    小川法相自身も『個別法で99%は解決しているかも知れないが、いじめなどの細かい事件も細かく対応できるように』と言っている訳であるから

    強制権限を持つことが可能な三条委員会など日本には必要無い

    外国人参政権に賛成してる時点で日本国憲法すら守る気がない。 

    『竹島は不法占拠されている』と口で絶対に言わない、言えない小川法相、

    犯罪者は、応分の罪を償うことが第一であるのに厳罰化に向かっているなどと不適切なことを平気で言える法相。

    私たちは城内先生、稲田朋美先生を応援しています。

    不適切な内閣、不適切な法相である。

  5. kanbei 2012年2月24日 12:58:47

    お気づきの方も多いと思うが、民主党議員は「おやっ?ここで?」という場面で「権力者」あるいは「権力」という言葉を使う。過去の政権をこき下ろしつつ、権力の悪い面ばかりを吐くだけ吐き散らかして、その実、恋焦がれていたのである。

  6. 風の中の旗 2012年2月25日 3:08:26

    城内先生、法務委員会でのご質問、ありがとうございました。
    また、過日はお忙しいところありがとうございました。
    法務委員会の質問のご様子、後刻、ネット動画で拝見しました。

    小川大臣の答弁、あきれて言葉もありません。
    一方でこれまでの法制で救えない事例に個別に対処する為と言い、「ではどんな事例があるのか」という城内先生の問いに対して、
    対応の範囲を広げるのではなく組織を作るだけという。
    答弁は場当たりで矛盾に満ちていました。
    特に、「人権擁護の職務にふさわしい方であれば必ずしも日本人に限定される必要はない」との答弁には唖然とすると同時に、
    この法案の推進派の目指すところが見えた瞬間でもありました。

    3月危機がちまたで騒がれていますが、
    城内先生には、どうか国と社会の為に、同法案を阻止すべく
    今後とも頑張って頂きたく、一国民としてお願い申し上げます。
    なにとぞよろしくお願いいたします。

    なお、掲示させて頂いたホームページアドレスは、
    私どもの「人権侵害救済法 反対、全国陳情プロジェクト」
    の公式です。

  7. にこん様2号 2012年2月27日 0:29:33

    ひとつ大事な事。
    良い悪いは別にして、一つの案件に対し政治家が反対を表明する事は、逆の立場の団体の支援を失う事を意味します。

    三年前のあの忌まわしい選挙。マスコミも酷かった。

    しかし、

    人権擁護法阻止に動いた結果として支援を減らし落選された議員さんも沢山いる。この厳しい現実を忘れてはなりません。

    当時人権擁護法案で動いて下さったとある先生から頂いたお言葉。
    自民系の人権団体も存在するなかで
    「俺は反対だよ。だから安心しなさい。」
    あのお言葉は本当に嬉しかった。
    だから必死でお支えした。しかし政権交代選挙で落選。

    あの時の先生のお言葉。
    確定した瞬間、私は先生のお側に居りました。
    お止めになられていた筈のタバコを差し出すと、
    旨そうに一服。
    そのあと先生が仰られた苦渋に満ちたお言葉。
    私は一生忘れる事が無いでしょう。

    敏夫だの小宮山だの平野の様な確信犯は別ですが、安易なレッテル張りゴッコから卒業する必要もあります。
    この様な自己満足の活動では、またもや多くの国想う議員さん方を失う事になりかねない。

    国想う先生方をお支えする努力も必要であると私は思うのです。

  8. 山田麻由 2012年3月4日 23:05:23

    小川法相の資質を疑います。
    何しろ、委員会前に競馬の携帯サイトを見ていたそうです。
    委員会前なのだから、前日と当日には必ず資料に目を通す事が先なのではないでしょうか!?
    やるべき事をやらず、遊んでいると思われていても当然だと私は思います。

  9. 山田麻由 2012年3月8日 22:31:55

    こんばんは。
    そもそも民主党に政権を明け渡した事自体間違っています。
    人権侵害救済法案、テレビでは全くやっていません。
    マスコミは何をやっているんだ(怒)!!
    可決なんて許さない!!
    大反対です!!

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