衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

活動報告及びお知らせ
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◎ 政 治 ◎ 尖閣ビデオ流出その二

2010.11.06 ピックアップ

 尖閣事件のビデオが流出した問題で、マスコミは民主党の菅政権中枢と歩調を合わすべく、いったいどこの誰が流出したのかという、本質とはずれたところに着目している。
 これは、問題のすりかえである。問題は中国漁船及び中国政府の対応が果たして日本からみてどうだったかということである。
 今回も民主党のおきまりの「政治主導」で、行政の長である官邸(菅及び仙谷氏)から官僚に対して中国様に配慮すべく国民に真相を知らせないようにビデオを公開するなという指示をしたのであろう。それにもかかわらず、勇気ある一公務員(?)がビデオをこっそり公開したことは、国家公務員法違反の疑いが濃厚であり、看過できない背信行為かもしれない。
 しかし、中国の文化大革命時代の「造反有理」、今の「愛国無罪」は行き過ぎにしても、「おまえら役人どもはよけいなことは言わずに黙っとれ」という官邸の箝口令の下に国民に本当の真相を知らせたいという、日本の正義感のある一公務員(?)のやむにやまれぬ大和魂は評価できると思う。なぜ日頃「国民の知る権利」という錦の旗の下でどうでも良い個人情報やスキャンダルまであばくマスコミがこのことをもっと評価しないのか。「ありがとうsengoku38様。あなたのおかげで国民に真相を伝えることができました。おまけにあなたがYOUTUBEに公開してくれたビデオばんばんテレビに流したおかげで視聴率も久々にとれました。マスコミはあなたを死んでも守ります。あなたが誰だか分かっても絶対に官邸には教えません。」とまず言うべきではないのか。
 そもそも情報管理がどうなどという以前に、ことの本質は、これからの中国とのつきあい方と管政権の対応が適切であったかどうかである。
一、やはり中国漁船は危険きわまりない行為をしたので裁判にかけて厳正に処罰すべきであった。それに対して、あろうことか日本に対して「謝罪と賠償」を要求した中国は盗人猛々しいけしからん全く信用のならない国であるから、即刻大使を召還(というか代えた方が良いかも)して、中国との一切の交流を無期限で凍結すること。
二、中国の悪質な違法行為をまさに「官邸の政治主導」で検察のせいにして隠蔽して、中国に土下座外交をしてまですり寄る売国官邸の責任問題をどうとってもらうか。
 この二点につきるわけである。
 マスコミも尖閣ビデオ流出が誰なのかという本質からはずれた問題を報道するくらいなら、尖閣問題とは別の警察公安情報流出事件がなぜ起きたのか、一体だれが行ったのかということをもっともっと追求すべきである。「流出事件」としてはこちらの方が敵に手の内を明かすという意味で国益上はるかに問題だろう。
 中国漁船ビデオの公開は、全世界の良識あるみなさんに「やはり中国って人様の領海内でぶつかっておいて謝罪と賠償を請求するような最低な根性の国だね。これからは中国とかロシアよりもインドとか東南アジアなどのまっとうな国とつきあうべきだね。」という気持ちにさせた点ではわが国の国益にかなっているではないか。
 みなさん、どう思われるか。