衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

活動報告及びお知らせ
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◎ 政 治 ◎ 「国籍法」改悪さる!?

2008.11.18 ピックアップ

 やられた。国籍法の改正案が衆議院本会議を通ってしまった。はじめに気がつくのが遅かったとはいえ、すなおに敗北を認めよう。しかし、今回のことをわれわれは教訓にしなければならない。日本の真珠湾攻撃に対してアメリカが「Remember Pearlhavour(リメンバー・パールハーバー=卑劣な真珠湾攻撃を忘れずにジャップをたたきのめせ)」のスローガンを使って戦意高揚に走ったことを思いおこそう。その真偽のほどはさだかではないが、ルーズベルト大統領はじめアメリカのたったひとにぎりの政府高官は、日本軍が真珠湾の太平洋艦隊を奇襲する情報を入手しておきながら、アメリカ国民の日本人に対する敵愾心をあおるために、あえて現地の司令官に伝えずに自国軍を見殺しにしたという説がある。もしこれが本当だとするとなんとしたたかなやり方だということだ。
 われわれが相手にしている勢力もこれくらいしたたかだということを認識しなければならない。差別主義者という逆レッテルをはられないように注意すべし。
 しかし、くやしまぎれでいうわけでもないが、法律はこのままいくと改悪されてしまうが、今回の運動を通じて成果はなかったわけではない。そう信じている。
 それは、?国会議員が選挙準備で忙くしている時期に法律の改正をはかれば、多くの議員は気がつかないというしたたかな計算が一部の官僚と誰かによってなされたこと、?定額給付金問題であれだけ大騒ぎしておきながら、国籍法の問題についてはマスメディアが完全に沈黙したこと、に一部の良識ある国民のみなさんが気づいたことである。なにかおかしいぞと。テレビ・新聞の情報をうのみにするだけでは、本当のことが分からない。この国籍法の改悪問題をきっかけに多くの若いひとたちに日本の社会の病理が知れ渡ったことの意味は大きい。
 ついでいうと、こうしたことに気づいたみなさんは、なぜ、城内実が前回の郵政選挙で単なる一年生議員でありながら徹底的に報復すべき対象の最筆頭格となったか、お分かりだろう。これ以上いうと、パンドラの箱をあけてしまうのでやめておく。
 ところで、ことここにいたって、われわれがなすべきことは、騒がず文句をいわずじっとがまんし、日本のこの惨憺たる現状をどう打開し、改善していくか考えることである。胸の内に秘めることである。イメージすることだ。そのイメージを「天」に届かせよう(「地」ではない)。鈍感な人間にどんなに熱弁をふるっても分からないものは分からない。分かるものだけが、気がついたものだけが、分かれば良いのだ。私もこの三年間そうしてきた。 
 「国籍法改悪を絶対に忘れるな。」
 昨日、議員会館で陳情に来ていた数十名の若者に会ったし、今日も議員会館の前で善良なる有志の市民のみなさんが昼間デモ活動していた。大変心強い。まだ、個々人はばらばらで組織もなにもないが、変なイデオロギーに汚染されていない純粋無垢なひとたちだけに将来期待できる。
 たった10人程度の人間でも志が高く、命がけで行動する人間がいれば大きなうねりとなり、政治も動く、社会も変わる、歴史も動く。明治維新は坂本龍馬や高杉晋作がいたではないか。
 今日の午後、平沼赳夫先生に国籍法改悪問題で先頭に立っていただいたお礼にあがった。平沼赳夫先生いわく、「前回の人権擁護法案の時は城内君たちが法案の問題点に気づいて事前につぶされたので、今回は同じ法務省の一部確信犯の連中が人権擁護法案の時の教訓を生かし、われわれが気がつかないように相当用意周到に準備したようだな。こういう亡国法案が麻生太郎政権で通ってしまうとは大変残念だ(城内注:平沼先生は無所属でありながら首班指名で麻生太郎と書いた)。」
 とにかく、「一歩後退二歩前進」をめざそう。敗北をすなおに認め、その教訓を将来に生かそう。
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平沼先生
11月18日、午後二時半撮影