私が好きな映画に昭和30年~40年代にかけて一世を風靡した日活映画がある。特に良く見るのが小林旭さんの「渡り鳥」シリーズである。
この渡り鳥シリーズの原作は、兵庫県を選挙区とし、半世紀以上代議士をつとめた原健三郎氏が手がけたものである。石原裕次郎、赤木圭一郎、宍戸錠、浅丘ルリ子といった日活映画のアクション・スターたちがくりひろげるドラマのストーリーはワンパターンではあるが大変おもしろい。
東映の「仁義なき戦い」シリーズも損得勘定以上に義理と人情がクローズアップされているが、渡り鳥シリーズではさらに正義感、ヒューマニズム、善悪といったものがより強調されている。渡り鳥シリーズは、全国ロケで函館が舞台になるなど、東京だけがドラマの舞台となっていない点が「寅さんシリーズ」などと似ている。
いずれにせよ、昭和30年代のように地方や地縁血縁を大事にする社会、地域密着型の社会を、再び見なおそうではないか。
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