皇室典範改正問題
2006年2月11日 10:39 カテゴリ : 政治 by 城内 実
皇室典範の改正を通常国会で実現するとあれだけ声高に叫んでいた小泉総理であったが、紀子様ご懐妊の報道が流れるといっきにトーンダウンした。いったいあの騒ぎはなんだったのかと言いたくなる。女性天皇と女系天皇の区別もつかない国会議員もまだまだたくさんいると聞く。ましてや多くの国民は問題の論点すら十分認識していない。ほとんどのマスコミが郵政民営化の時と同じように、本件について公正な立場で正しい情報を流したとはとてもいえない。人権擁護法案の時もそうだったではないか。
結論から言うと、我が国の皇室は長い歴史と伝統を有しており、皇室は日本の国柄(くにがら)にかかわる重大な問題である。したがって、一部の有識者や政治家の判断で軽々しく決めるのでなく、過去現在未来の国民の視点に立つと同時に、当事者である皇室の方々(過去、未来も含む)の気持ちも十分配慮した上で慎重にも慎重でなければならない。
ライブドアの株価がそうだったように、当世の流行(はやりもの)のような軽い感覚で皇室典範の改正をとらえていないか。国家国民にとって将来に大きな禍根を残すようなことだけは避けなければならない。
平成18年2月11日(建国記念日)
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先週宮内庁に皇室典範改正問題について意見を送りましたが、たまたまこれを見つけて私と同じような見解で驚きました。ぜひとも頑張ってください。以下は宮内庁に送った本文です 羽毛田長官は「女系天皇の容認が天皇陛下を御憂慮から解放できる」と考えておられるようですね。かつて昭和天皇は、片山首相が「天皇家が一家団欒して暮らすことが陛下の幸福になる」と主張したことに対し、「自分には公を先にし、私を後にする信条があることを理解して欲しい。また世論にも、現れた世論の他にもう一つ隠れた世論のあることに注意して欲しい」と苦言を呈されたことを思い出しました。女系容認はそもそも国民のコンセンサスが得られておらず、いたずらに改正に乗り出せば世論は大混乱し、かえって陛下の御憂慮は深まるでしょう。さらにこの問題は他とは違い、現代人だけではなく、歴史上皇統を守ってきた無数の過去の日本人に対しても重大な責任があり、また、その時代の天皇を仰ぎ見るであろう未来の日本人に対しても責任があるわけです。それを陛下は痛切に理解されておられるからこそ、憂慮されているのであって、長官の言うように女系を容認すればそれで気分が晴れるなどという単純な問題ではないのです。孝明天皇も明治天皇も、育った男子は一人だけです。昭和天皇も(ご病気だった常陸宮様を除けば)男子は今上陛下お一人です。ということは、男系存続は大丈夫かもしれませんよ。我々は、あわてず状況がハッキリした方向を示す将来を待てばよいと思います。