弱肉強食型社会の到来
2005年12月24日 12:00 カテゴリ : 政治 by 城内 実
我々日本人は長い歴史の中で「和をもって尊しとなし」(聖徳太子)、「弱きを助け、強きをくじく」(武士道)といった精神を重んじてきた。ところが、現在政府が押し進めている改革の中身や手法にはアメリカ的な価値観、すなわち行き過ぎた自由競争や個人主義があまりにも多く入りすぎている。このまま改革が進むと経済・金融の分野で「勝ち組」、「負け組」がますますはっきりするだけではなく、社会全体や日本人の精神まですさんだものとなってしまう。
村上ファンドの村上社長やライブドアの堀江社長のようにマネーゲームに狂奔し、「人心はカネで買える」と公言しているような人たちを時の政府もマスコミもおだてるような時代になった。世も末である。
大多数の日本人は、競争もするが協調の精神を重んじ一人勝ちにならないように配慮する。ヨーロッパでも同じだ。個人主義、市場原理主義はアングロ・サクソン的な土壌から生まれたものであって決して人類普遍の価値ではない。
日本人が個人主義にどんどん染まれば、これまで最大の強みであった共同体や集団への帰属意識、忠誠心を失っていき、それにともない国際社会における日本の国力も衰退していくであろう。アメリカ型の弱肉強食型社会の到来を断固として阻止しなければならない。
12月24日(土)
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